ニトベハラボソツリアブ

双翅目 ツリアブ科  約13mm

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写真は全て花から遠ざかろうとするのがオスです。

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左のメスは触角を2本とも失っているようです。

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これは数少ない単独の状態で撮影したもの。

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このペアのメス(左)は右後脚の脛節から先を失っている。

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------------------------ 2024.03.29 記載および画像の追加 ----------------------

夏から秋にかけて山地の花を訪れる小型のツリアブです。

ハラボソツリアブの仲間は他のツリアブとは大きく違った体形をしています。
一般的なツリアブたちは「後退翼」を装備した、いわゆるアブっぽい体形をしていますが、それらに対してハラボソツリアブは細長くくびれた腹部と長い後脚を持っていて、まるである種のヒメバチやアメバチのようは姿です。

近似種に「スズキハラボソツリアブ」があり、やや小型で触角の付け根が黄色くて後脚の脛節末端と跗節根元が黄色、跗節後半が黒いのが「ニトベ」の特徴だとのことです。

動きがすばやいというほどではないものの、花から吸蜜する際もなかなか止まらず、非常に撮影しにくい相手です。
しかし、交尾中のペアは必ずメスが一生懸命吸密する(オスは一生懸命引き離そうとしているように見える)行動を取るため、引っ張り合っている最中が撮影のチャンス(^^)です。