ネグロミズアブ
双翅目 ミズアブ科 約8mm
腹部は極端に幅広で下向き(?)、小盾板の後縁には4本のトゲがある。
何ともへんてこりんな体形のミズアブで、春から夏にかけて主に山地の林縁などで見られます。やけに幅広の腹部と真っ黒な体が特徴です。さらに、前胸背板は巨大で、小盾板の後縁にはトゲがあります。翅の付け根半分ほどは黒く、後半は飴色をしています。
印象は「太っちょのおじさん」といった風で、図鑑などで見ると異様な風体に感じられますが、実際に見ると面白い体形で興味が湧きます。それにしても、どういう必然性があってこのような体付きになったのでしょうか?