キンアリスアブ(キンアリノスアブ)
双翅目 ハナアブ科 約12mm
湿地で水を吸引するキンアリスアブ
やや大型で、黒い体に金毛を生やしたハナアブの一種で、晩春〜初夏の頃になると成虫を見かけます。顔つきや長い触角から、一見するとハチのようにも見えます。
幼虫がアリの巣で暮らすことから「アリ巣アブ」といいます。ただし、幼虫がアリと共生しているのか、それとも寄生しているのかはよく判っていないらしく、生活史は謎です。
ちょうど発生時期に当たると意外にも多く見掛けることから、その生活方式自体はけっこう成功しているのかもしれませんね。