キアシキンシギアブ

双翅目 シギアブ科  約9mm

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複眼が大きくて額で左右が接しているのがオスです。

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オスの顔面はほとんど複眼です。

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初めてみたときは、何てゴージャスな虫だろうと思いました(^^)

シギアブの仲間の生態はよくわからないのですが、成虫の出現期間は非常に短いようです。
このキアシキンシギアブも見つけたのは山寺の池の周辺でしたが、5月末に突然現れて沢山見られたのに、2週間後にはすっかり姿を消していました。

双翅目の仲間によく見られるように、オスは複眼が大きくて頭部はほとんど目玉で出来ています。それに比べるとメスの顔はまるで別種のようですね。
このような形態であるということは、オスはメスのフェロモンではなく自分の視力を頼りにメスを見付けるということで、まとまって短期間に発生して交尾・産卵を済ませてしまうということと関係あるのでしょうか。
確かに、シギアブ類の交尾シーンはほとんど見たことがなく、本種で辛うじて1回だけ確認しました。

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