カワムラヒゲボソムシヒキ

双翅目 ムシヒキアブ科  約17mm

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こちらはメスのようです。

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腹端には産卵管は飛び出していない。

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かなりメリハリのあるグラマーな体形です(^^)

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交尾器の上に毛の束があるほうがオスです。

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2023年に久し振りに出会ったメス。足元でツチイナゴが跳ねたため飛び去ってしまいました(^^;

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すぐ後で見付けた別個体はコメツキムシを捕食中。

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産卵間近なのか、腹部が膨らんでいる。

------------------------- 2023.11 画像を追加しました -------------------------

「ヒゲボソムシヒキ亜科」は全体に毛深いものが多いという印象ですが、本種の場合はアシナガバチやスズメバチの仲間に擬態した、派手な模様が特徴的です。
実際、初めて近くに飛来した本種を見たときにはこのような擬態に慣れているishidaでさえ「
スズメバチか!?」と思ったほどです。

これまで平地では見たことが無く、山地の開けた草地や林縁などで暮らしす生態の様ですが、東三河では生息地は限られており見られるエリアは限られています。

本種はハチへの擬態の効果が絶大で攻撃されることが少ないためか、近付いてもあまり逃げることが無く撮影に付き合ってくれるフレンドリーな性格です。
イシアブ類に見られる、上空を虫などが飛ぶとかなりくるくると頭を回して獲物との距離を両眼視で測っているような仕草を本種もよくします。