カマバエ
双翅目 ミギワバエ科 約4mm
警戒すると必ずこのように前肢を広げるので、示威行為のようです。
実際には「カマバエ」と呼ばれる中にも何種類かあるようですが、詳細はよく判らなかったので、ここでは一応「カマバエ」と呼ばせていただきます。 「カマバエ」は、主として田んぼに見られる小型で肉食性のハエです。 以前に自宅周辺の田んぼで探した際は全く見つけることが出来ませんでしたが、ちょっと足を伸ばして新城市の谷津田(地名ではなく、谷あいの湧き水を利用した田んぼ)に出掛けた際に見つけました。 休耕している田んぼの水の張られた部分の周囲に多く見られました。 背面は暗色ですが、それ以外は全体的に明るい灰白色で、カマの部分は明暗のコントラストがあって目立ちます。 これは撮影者に対する威嚇行動??しきりにこちらに向かって前脚を見せる行動をしています。(顔も怒っている…) ------------------------------------ 2022.09 追記 ------------------------------------ 2022年に観察した際には、同種同士での威嚇行動や闘争、オスからメスへの求愛行動らしきものが観察できました。 |
左奥にいるライバルに向かって、前脚を広げて示威行動中。
ライバル同士が示威行動を繰り返しながら徐々に接近中。