イシアブの一種

双翅目 ムシヒキアブ科  約10mm

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複眼間のステップが大きく、腿節が太く逞しいなど、イシアブ亜科の特徴を備えています。

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周囲や上空を飛ぶものに機敏に反応してくるくると頭を回す仕草はイシアブの仲間で目立つ行動ですね。

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腹部末端に立派な交尾器があるので、この個体はオスですね。

2016年7月の沖縄遠征の際に、沖縄本島北部のやんばるで出会ったやや小型のムシヒキアブの一種で、顔面や脚の雰囲気から「イシアブの一種」としましたが、種名は未同定です。

イシアブ亜科といえば、大型で頑丈で毛深いというイメージですが、本種は体長約10mmほどとイシアブにしてはかなり小型です。
柔軟な頚部をもつイシアブ亜科でよく見られるように、周辺を飛ぶ昆虫などの動きに合わせてくるくると頭部を回す仕草も見られました。

写真の個体は腹部末端の様子から「オス」であることが判りますが、結局メスの個体を見ることは出来ませんでした。