ヒサマツムシヒキ

双翅目 ムシヒキアブ科  約15mm

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オスの交尾器の形状はよく似た「シロズヒメムシヒキ」と違う。

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顔面の毛は中央が白毛で、周囲の毛は黒い。

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交尾中のペア。体格差はけっこう大きい。左がメスで右がオス。

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メスの腹端はあまり伸びず、やや下向きに尖っている。

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--------------------- 2023.11 種名を訂正し、画像を入れ替え ---------------------

「マガリケムシヒキ」に近いやや小型で全体が黒っぽい印象のムシヒキアブですが、他のムシヒキアブに比べて長い期間見られる気がします。
ただ、本種に非常によく似たものが何種かあるようで、掲載している画像のものも「シロズヒメムシヒキ」と混同して誤同定していたため、ishida式のHPの記述も訂正しました。
(改めて見ると、これまで「シロズヒメムシヒキ」としていたものの大半が本種で、更によく似ているもののどちらでもない不明種も混じっていてかなり混乱していました…(^^;)

体の特徴としては本種も「シロズヒメ」も全身が黒褐色で灰白色の微毛が生えており、肢は黒くて金毛のブラシを持ち、オスの交尾器はペンチのような形をしていますが、ペンチの先端がやや広くなっているのが本種で、中央に上向きの分岐があって先端がピンセットのように尖っているのが「シロズヒメ」です。
顔面の毛も、本種の場合は中央に白い毛がありますが、周囲を黒い毛が覆っており、全体が白毛の「シロズヒメムシヒキ」とは異なります。
メスの場合は「マガリケムシヒキ」「トラフムシヒキ」「サキグロムシヒキ」などに比べると産卵管は短めで尖っており、先端がやや下向きに曲がっています。
(「シロズヒメ」の場合はメスの産卵管は尖っていない。)

「シロズヒメムシヒキ」については画像のストックが意外に少ない(^^;こともあって、もう少し明確に特徴が判る写真を撮影してから掲載する予定です。