ハルササハマダラミバエ
双翅目 ミバエ科 約4mm
春から初夏の頃に低山地のササの周辺などで見られるミバエの一種です。
よく似た種に「ナツササハマダラミバエ」があります。「ナツ」のほうは、夏に山地のクマザサで見られ、色合いも黒を基調にした濃淡がはっきりしているため見分けは容易です。
ミバエの仲間はほぼ例外なく幼虫が植物に寄生する生活史をもっています。一般には「ウリミバエ」などの農業害虫が有名なため、あまり印象のよくない連中というイメージがありますが、実際には人間の生活とは関係のない生活をしているものがほとんどです。