ハグロケバエ
双翅目 ケバエ科 約15mm
顔中複眼のオス
ケバエの仲間は体形はミズアブやコウカアブなどに似ていますが、系統的には長角亜目(触角が数珠状に長い)に属し、ハエやアブよりは蚊に近縁な仲間です。
ケバエの仲間は全てオスは複眼が巨大で、逆にメスは頭部が小さく、まるで別種のように見えます。
ハグロケバエは平地では最も普通に見られ、主に堆肥やごみ溜めなどでしばしば大発生します。春に大発生がよく見られ、大量の真っ黒いハチのような虫が沢山飛ぶのがよく見られるのは、多くがこのケバエです。動きはどちらかというと鈍く、群飛が見られるのも主として風の無い好天の日です。