エサキヒメコシボソガガンボ

双翅目 コシボソガガンボ科  約13mm

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ぶら下がりタイプのとまり方で、飛ぶ時もこの姿勢のままで漂うように飛びます。この個体はオス。

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この個体はメスのようです。

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交尾中のペアが葉にとまりました。

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そこへ他のオスたちが交尾中のペアに干渉(^^;

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こちらでも交尾中のペア。下側のオスの方が明らかに触角が長い?

夏から秋にかけて山地の森に囲まれた暗い湿地周辺などで見掛ける特徴的な体色のガガンボの一種です。

体長は12〜15mmほどで、写真よりも白黒のコントラストがはっきりしているため、飛んでいる姿は目立つのですが、とまってしまうとかえって隠蔽効果で気付きづらくなります。
とまる時は写真のように前側の2対の肢でぶら下がってとまりますが、飛んでいる時の姿勢もこのままで、まるで綿くずが風に漂っているように見えます。
交尾しているペアを見ると、やはり交尾中もこのままの姿勢でふわふわと飛んでいます。

「コシボソガガンボ科」ということですので、分類上も「ガガンボ科」とはやや離れており、一般的にはハチのようにくびれた腹部や長い触角が特徴です。