ガガンボの一種

双翅目 ガガンボ科  約9mm

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交尾中のペア。このままふわふわ飛んでいた。 左側がオスで右側がメスで、メスのほうがかなり大きい。

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こちらは一人ぼっちのオス。

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こちらは単独のメス。

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こちらも交尾中のペア。左側がメスで右側がオス。

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メスのアップ。

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オスのアップ。

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単独のメス。

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単独のオス。(右中脚を失っている)

---------------------------- 2023.10 画像を追加しました ----------------------------

本種をはじめて見たのは自宅の浴室でした。
手足を前後にピンと伸ばした姿から、「ああ、アシナガグモの幼体が天井にとまっているなあ。」と思って、暫くしてから見るといなくなっていました。
その後、しばらくしてからまた浴室の天井にいるのを発見したところ、なんだかふわふわ飛んでいるように見えました。
浴槽の縁に登ってよくよく見ると、実はガガンボなのでした。
そのうえ、交尾しているペアまでいます。
これは記録しておかねば(^^)ということで、湯上りのままで急いで写真撮影(^^;

本種はガガンボとしては少数派の、手足を棒状に伸ばして擬態する「ナナフシ型(ishida式分類法)」のものでしたが、マイナーなガガンボの常で種名までは判らず終いでした。

その少し後、たまたま「昆虫エクスプローラー」の中の投稿紹介のページ「むし探検広場」に、このガガンボのことらしい投稿があったので、僭越ながら初めて投稿させていただきました。
投稿された方のコメントにも「アシナガグモみたい」という記載がありましたね。

上記の投稿にも書いたのですが、ガガンボのとまり方として「表面停まり型」「裏面停まり型」「ぶら下がり型」「ナナフシ型」の4パターンあると思われます。
(いわゆるishida式分類です)
写真のガガンボは身体にまだら模様があり、長い肢や肢の毛などで体の輪郭を判りにくくする隠蔽型の擬態効果があるように見えますね。
もちろん体が平たいだけでなく、そのうえ顔まで平べったい念の入れようです(^^)