チョウバエの一種

双翅目 チョウバエ科  約3mm

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翅端部の白と触角が非常に目立ちます。

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翅が構造色で輝いて見えます。

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やや黒味が薄い個体(毛も少ない?)。

茶臼山の湿った林床で見られる小型のチョウバエです。
チョウバエは、名前は「ハエ」とつきますが長角亜目に属していて、数珠状の触角を持つ、蚊に近い生き物です。

チョウバエというと、家庭の排水や浄化槽、下水などの不潔な環境を連想させますが、このチョウバエは低地では見られず、逆に綺麗な水が流れるような場所でないと生息していないようです。

本種は翅に生えている毛が少なく、表面に日差しが当たると構造色で虹色に輝いて見えます。(実際にはオオチョウバエなどでもそのように見えますが)
全体的に白い毛に覆われ、翅の中央外側寄りに一対の黒紋があり、その内側に暗色部があります。
毛深さ加減や白黒のコントラストの強弱に差がありますが、単なる個体差なのか、性差なのかは不明です。

本種の場合は「イシハラクロチョウバエ」のような葉の上でのダンスは行わないようです。