ベッコウバエ
双翅目 ベッコウバエ科 約20mm
とにかく派手な色合いと大きさで目立ち度ナンバーワン?
メスは腹部が黒く、体色も特にコントラストが強めに感じます。
その名前の通り、透明感のある明るい黄褐色の体色をした大型のハエです。主に山地でしか見かけませんが、ムシヒキアブなどを除く一般的な「ハエ」の中では最大級のサイズと、派手な色合いで薄暗い森の中でもとても目立ちます。この色合いとサイズからスズメバチなどに擬態しているものと思われますが、実際にはかなり臆病で敏感なのでなかなか近付くことができず、撮影は難しい部類と感じます。
一般的なイメージで「ハエは不衛生」と言われますが、本種もネットなどの記事では「樹液や獣糞、死体などに集まる不衛生な…」といった記述がよく見られます。ただ、自分の場合は本種を主に樹液でしか見たことがありませんし、カブトムシなども概ね似たりよったりな生活史なのに人気の差で(?)ずいぶんな差別だなとも感じます。
幼虫の生態などについては特に記載がなく、よく判りません。