キオビツチバチ
膜翅目(ハチ目) ツチバチ科 体長20mm前後
コガネムシの幼虫を捕らえるメス。
麻酔に成功した瞬間?
こちらは触角が長いのでオス?
個体数はあまり多くないのか、花を訪れることが少ないのか、姿を見掛ける機会は少ないほうです。 ある日、道端の藪で落ち葉の下からこのハチが転がり出してきたのを偶然見かけました。
コガネムシの幼虫を捕らえており、肢と大顎を使って取り押さえようとしているようですが、さすがのコガネムシ幼虫も大きさで上回るサイズだし、大人しくはしていません。
しかし、ハチの腹部の先端が幼虫の肢の付け根中央辺りを何度か捉えたように見えたあと、幼虫は抵抗を止め、急に静かになりました。
多くの狩りバチのように、相手の急所に麻酔をしたようです。
ツチバチの腹部がやけに長いのも、獲物を羽交い絞めにして急所を突くための必然性であったようです。
その後、親バチは獲物を落ち葉の下に引き込んでしまったので、産卵自体は見ることは出来ませんでした。