キアシナガバチ 

膜翅目(ハチ目) スズメバチ科  体長23mm前後

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つるを齧っている女王蜂。

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巣の材料を齧り取っている女王蜂。

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巣を製作中の女王蜂。

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右側の個室を延長中。まだ唾液で湿っている。

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働き蜂も生まれて増築中。防水性と強度アップのため、巣の取り付け部と上部は唾液で補強されて黒くなっている。

我が家周辺などの平地で普通に見られるやや大型のアシナガバチです。
鮮やかな黄色の部分の面積が広く、黄色地に黒い模様があるハチに見えます。(セグロアシナガバチは黒の面積が広く、黒地に黄色の模様に見える)

主に藪の中や木の繁みの中にやや大型の巣を作ります。
巣の材料として枯れ木等の表面を齧りとったものを自分の唾液でこね、薄い紙のようにして巣作りを行います。
写真のつるを齧っている女王蜂は、巣の形成に邪魔になる部分を選んでしおれさせる為の行動をとっており、彼(実際には彼女)らは巣の形成のための環境づくりを想像以上に積極的かつ念入りに行っているようです。

巣が拡大されるにつれて、強度と防水性アップのために取り付け部と上面が補強されるため、巣の上面周りに色がだんだんと黒っぽくなってゆくようです。