ガロアオナガバチ(?)

膜翅目(ハチ目) ヒメバチ科  体長23mm前後

garoaonagabachi_1115.jpg - 104,552Bytes
本種の産卵管は体長と同じくらい。

garoaonagabachi_1118.jpg - 136,196Bytes

garoaonagabachi_1119.jpg - 135,423Bytes
腹部中央で白紋が切れているのが特徴的。

garoaonagabachi_8842.jpg - 120,068Bytes

ヒメバチ科のなかでオナガバチ亜科は大型で長い産卵管を持っているのが特徴のグループです。

本種は、腹部の白い斑紋が正中線で分離して左右に分かれているのが大きな特徴でしょうか。
実際には未分類の近縁種も多いようなので、本種の同定に関してはあまり確定的ではありません。

本種に限りませんが、横から腹部の後端の造作を見るとずいぶん複雑な形状に見えます。
産卵管を保護する「産卵管鞘」と産卵管の位置が関係あるようで、他種の産卵中の姿を見ると「いったいどうなってるの?」と感じるくらいです。
産卵管自体は腹節の末端節から出ているはずですが、写真では産卵管鞘は2〜3節手前の腹節から出ているように見えます。
(ただし、本種の場合は産卵中の姿は見たことはありません。)