アミメアリ 

膜翅目(ハチ目) アリ科  体長3mm前後

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胸部背面に1対の棘があります。

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頭部と胸部は名前通りシワシワ、腹部はツヤツヤ。

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ススキのアブラムシの群れに集まっている。

頭と胸に細かな皺があることから「網目蟻」と名付けられています。
体は茶褐色で、腹部は丸くて艶があります。

この蟻は、他の蟻のように地中や植物の組織内などに決まった巣を作らず、朽ち木や石、落ち葉の下などに群れて一時的な巣を形成し、条件が悪くなると移動して生活しているようです。

明確な女王を持たずに働きアリが普通に産卵して繁殖するとのことですが、産卵や子育てする際にも蟻の体そのものが家となってその中で産卵や子育てを行っていますが、雨などの気象の変化にどのように対応しているのか(他人ながら)心配になってしまいますね。

気温の変化などに対応して移動したり、密集して保温したり密集を解いたりを行っているようです。
それでもやはり外敵に対して防備は十分でないようで、周囲にアオオビハエトリが待ち構えていて、幼虫や蛹を横取りしているのも見られます。