シンジュサン

鱗翅目(チョウ目) ヤママユガ科

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ほんとうに羽化して翅が伸び切った直後はきれいですね。

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目が大きい(^^)

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顔はモフモフでとってもかわいい(^^)

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モスラ…っていう感じ(^^)

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西表島で出会ったもの。遠目に見たとき「ヨナグニサン」かと思った(^^;

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爽やかなカラーと沢山の突起を纏った幼虫は驚くほど巨大に見える。

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本種の繭。

北海道〜南西諸島の日本全国と朝鮮半島・中国などの東アジアに生息する非常に大型のヤママユガの一種です。
前翅の先端近くに小さな眼状紋があり、外縁に近い波模様と併せて蛇のように見えるといわれ、そのような動画も見たことがありますが、非常に限られた条件でしかそのように見えることはなさそうで、むしろ、眼状紋のあるイモムシがいるように見えなくもないよね(^^;

自宅のモチノキの1本に10匹ほどの本種の幼虫が発生したことがあり、そのうちの一つの繭を自宅玄関に置いて羽化したものを撮影しました。
その時は、屋外にあった兄弟たちの繭のほとんどは天候などの影響で死んでしまったようで、残念ながら羽化が確認できたのはこの1頭だけでした。

幼虫は爽やかな緑色にたくさんの突起を纏った摩訶不思議な姿で、広食性のためニワウルシ(シンジュ)、柑橘類、ニガキ、ヌルデ、クヌギ、モクセイ、クスノキ、エノキ、リンゴなど数多くの樹木の葉を食べるとされますが、自宅では周囲の他の木(クスノキ、エノキ、ミカン、ヌルデなど)では全く見られませんでした。

その後はなかなか目にすることがありませんでしたが、2025年の西表島遠征で久しぶりに再会しました。
その際には、翅を半開きにしている姿を遠目に見て日本最大のガである「ヨナグニサン」かと思ってドキッとしたけど、近付いてみたらずっと小さい本種でした(^^;;;;