リュウキュウウラボシシジミ

鱗翅目 シジミチョウ科

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ちょっと焦ってじっくり撮れませんでした(^^;。

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後翅がやや細長いのはオスの特徴だそうです。

沖縄本島の北部、石垣島、西表島でしか見られない、日本土着種としては最小のシジミチョウであるといわれています。(土着以外、もしくは近年八重山諸島で定着が確認されたものというとけっこう小型のものが多く、石垣島ではもっと小さいと思われるものも目撃しましたが、定着しているのかどうかはやや疑問…)
写真の個体は春型のようで、真夏にはもっと小型のものが出現するようです。

2017年4月中旬の第2回沖縄遠征でやっと出会えましたが、数枚写真を撮ったところで飛び去ってしまいました。
写真の個体は、翅の特徴からするとオスのようです。
飛翔が素早くてよく見えませんでしたが、翅表はほとんど真っ黒だったようでした。

------------------------ 2021年1月 追記 --------------------------

その後の沖縄遠征では、やんばるの森の中で何度も出会いましたが、実は「吸蜜時以外はなかなか止まらない」性質のようで、特に縄張りを持つオスは周辺をぐるぐると飛翔してパトロールするようです。
どこかで休むのをじっくり待ったり、偶然静止しているところに出会ったりしする以外にはなかなか撮影のチャンスがありませんでした。

翅縁の紋様が単純なのは低温型で、夏型になるとその内側に内紋が現れるように思います。
また、内紋の出かたや位置にもけっこう個体差があるようにも見えます。

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4月初に見たオスと思われる個体。

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5月末に見た個体(性別不明)。黒星から円弧状の内紋が見える。

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内紋の出かたの違う個体。