リュウキュヒメジャノメ

鱗翅目 タテハチョウ科

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撮影にお付き合いしてくれるけっこうフレンドリーな性格です。写真は後翅の中央寄りに膨らみがあるのでオス。

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後翅は明るい赤褐色です。

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この写真の個体は後翅に膨らみがないのでメス。模様がくっきりして目玉の数が多いのは夏型?

奄美大島以南〜南西諸島に分布する、やや小型のジャノメチョウです。

本土に分布する「ヒメジャノメ」によく似いて、かつては区別されていなかったとのことです。
本種のほうが翅裏の帯が顕著なことと、羽の色も黄色みが強くて濃い色に見えます。
オスの後翅の中央付け根寄りには膨らんだ部分があり、メスにはそれがありません。

幼虫はチガヤやススキを食草とし、成虫は主に森の中の薄暗い場所でよく見かけ、腐った果実や樹液に集まり、訪花はしないようです。

4月の沖縄本島では最も普通に見掛けるというか、森やその周辺では本当にこの蝶ばっかり出会うなと思うくらいよく見掛けるもののうちのひとつでした。