ナガサキアゲハ

鱗翅目 アゲハチョウ科

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黒いアゲハチョウは何種類もいますが、後翅に尾状突起が無いのがこの蝶の特徴です。

南方系の蝶ということで、以前は中部地方以北では越冬しないといわれていましたが、温暖化の影響か、最近の新聞記事などでも愛知県での蛹での越冬が確認されたとの報道を見たことがありますが、実はそれ以前にも我が家では蛹で越冬しているのは確認していました。

フェンスについたクロアゲハの蛹と思っていたものが、たまたま羽化に出会ったところが出てきたのはナガサキアゲハでした。

我が家周辺では、他のアゲハが出現するのとほぼ同時に現れることから、既に越冬は珍しくないことのようです。

南に行くほど白っぽくなるとのことで、沖縄で見る本種は翅の付け根を中心に「ほとんど白い蝶」というくらいに白色部が多いものも見掛けます。
温度によって発現するものなのか、北上すると何らかの選択圧で白いものは生存に不利な条件があるということなんでしょうか?