コウセンポシロノメイガ

鱗翅目 ツトガ科 ノメイガ亜科

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2025年に見た個体ですが、独特の斑紋がはっきりした美麗なガですね。

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こちらが2024年に見たもの。色彩の違いは個体差のようです。

九州以南から台湾にかけて生息する美麗なノメイガの仲間です。
真っ白な地色にはっきりした模様があって、非常に特徴的な姿をしています。

写真は西表島で見たものですが、おそらくノメイガの仲間だろうとは思ったものの、種の特定には至っていませんでした。
2024年に続いて2025年の西表島遠征でも同じと思われるものを見ることができ、その際の画像をもとに、不本意ながら(^^)初めてグーグル先生(Google Lens)に教えを乞うてみたところ、本種だと判りました。
上の画像のものが最も標準的な姿だと思われますが、個体変異はかなり大きいようです。

一般的なシュッと尖ったシャープなノメイガのイメージよりもかなり太っちょな印象なだけでなく、脚に房状の毛の束が生えているなどユニークな装いに感じます。

それにしても「コウセンポ」って一体何のこと?と思ったのですが、名前から検索したいくつかのサイトでは台湾の地名「甲仙埔」からきていると書かれていました。
現在は高雄市の甲仙区となっている場所のようで、そこで最初に採集されたものをもとに原記載されたということではないでしょうか。