キマダラセセリ

鱗翅目　セセリチョウ科

里山などに見られるセセリチョウの仲間で、大きさや形は｢イチモンジセセリ｣によく似ています。 その名の通り黄褐色の地に茶褐色のまだら模様があり、かなり派手で目立ちます。 一回り小型の「ヒメキマダラセセリ」とよく似ていますが、本種の場合は翅裏が黄色と茶色のまだら模様、「ヒメ」のほうはやや小型で翅色は縁取り以外は全て黄色となっています。 ススキなどのイネ科の植物を食草とするため、どちらかというと周囲に原っぱなどの環境が必要と思われますが、「イチモンジセセリ」ほど見掛けないのは稲を食草とすることがないためのようです。 どちらかというと用心深い性質のようで、なかなか近づきにくい気がします。