イシガケチョウ
鱗翅目 タテハチョウ科
地面に止まると、保護色になるようです。
白をベースとした配色もタテハチョウらしくない?
水面に降りて吸水している。
やんばるの渓流で吸水している多数の本種を見付けました。
本州(紀伊半島以南)から、四国・九州〜南西諸島に分布する、やや大型のタテハチョウです。東海地方には分布していないので、個人的には「南国のチョウ」というイメージでした。
沖縄ではわりと普通に見られるようですが、初めての沖縄遠征ではなかなか撮影できる機会がありませんでした。干潟の近くで車を停め、カニを観察した後に車に戻ったら、道路に下りて吸水しているのを見つけました。そのときには、前後に長い独特のプロポーションにちょっと違和感さえ覚えました。本種の場合は、翅を開いて止まる傾向が強いようですが、一瞬どちらが前だか後だかよく判りません。これは「眼状紋」などと同じく、点滴の攻撃をかわすのに役立つのではないでしょうか?
その後の沖縄遠征では、水辺で吸水しているシーンなどで多く見掛けました。