ホタルガ
鱗翅目 マダラガ科
触覚は羽毛状で黒くて長い。
フラッシュや角度によって茶色っぽく写ってしまうことが多く、カメラマン泣かせ。
自宅の周囲で普通に見られるものの中でも、特に目立つ存在感があります。幼虫はサカキやヒサカキを食草とするため、平地の森や里山などでよく見られます。
ビロード状の艶のある黒い翅に白い帯があり、頭部は赤くて綺麗と言うかやや毒々しいというか微妙な姿です。他の甲虫などでもそうですが、赤と黒の色彩パターンから「ホタル」との名が付いているようです。触覚は極端な羽毛状で、オスは特に毛羽の部分が長いように見えます。
昼行性で、近付くとよく飛んで逃げますが、その時に翅の白い帯が残像を残して( )のように見えるのが非常に特徴的です。これは、一種の警戒パターンを発して、天敵などから身を守るのに役立っているのではないでしょうか。