ヒオドシチョウ

鱗翅目 タテハチョウ科

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ヒオドシチョウの蛹(羽化後の抜け殻)

ヒオドシチョウはオレンジの地色と翅後縁の青色の斑紋の美しいタテハチョウです。
逆に、翅の裏側はルリタテハによく似たこげ茶色の「樹皮状」模様となっていて、効果的な保護色となっています。
本種の幼虫はエノキの葉を食べるため、典型的な里山の蝶といえます。

幼虫は黒い毛虫状で、ツマグロヒョウモンのように長い棘状の突起を体中に生やしているため、かなりグロテスクな印象です。
また、蛹の状態でも背中にトゲトゲを生やしているため、いわゆる「ゴジラの蛹」という感じです(^^)
2007年の初夏の頃、公園に植樹されたエノキの枝に大量の本種の蛹がぶら下がっているのを見てびっくりしました。