タイワンハネナガイナゴ
直翅(バッタ)目 バッタ科 (イナゴ科) 体長40mm前後
草叢にこのように静止していると目立ちません。
コイナゴと違って背面側は一様に明るい茶褐色。
「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑(北海道大学出版)」によるとトカラ列島以南に分布するとありますが、本州から奄美大島には近縁種の「ハネナガイナゴ」が分布します。 草叢の中ではあまり目立ちませんが、コイナゴと併せて沖縄本島や石垣島で観察した印象では個体数は非常に多いように感じます。
さらには沖縄本島以南には外見のよく似た「コイナゴ」も分布しており、一見するとよく似ていますが、背面が茶色で体側面に複眼から続く黒い縦筋があるのが「コイナゴ」、背面全体が明るい茶色なのが本種です。