セグロイナゴ 

直翅(バッタ)目 バッタ科  体長40mm前後

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そっと近付いて撮影してみて初めて初見のバッタだと気付きました。

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なかなか渋くてカッコいい?

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背面には、命名の元となった前胸部の暗褐色の小判型の模様が目立つ。

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複眼の縦縞はとても特徴的。

本種は本州〜南西諸島にかけて広く分布する中型のバッタで、主に河原の草地や低山地の草原などに生息するそうです。
実は2023年の九州遠征の際に初めて見ましたが、最初は「ああ、ヒナバッタがたくさんいるんだな」と思いましたが、何となく様子が違うなと思ってそっと近付いてみたところでやっと違うことに気付きました。

縦縞の多い複眼と、前胸背面の縁取りのある暗褐色の小判型模様が特徴的です。

見付けたのは乾燥した山地性の草原が広がる場所で、現地での生息数自体は「トノサマバッタ」並みに多いイメージでした。
初見のバッタなので一応写真撮っとくか的な軽いノリでしたが、(何が生息のポイントになっているのかはよく判りませんが)意外にも本種は分布域自体は広いものの、実際の生息地の限られたバッタのようです。
すぐ草叢に逃げ込んでしまうため意外に近付くのが難しく、軽く見ていたこともあって複数個体を撮影できませんでした。