ニホントビナナフシ 

直翅(バッタ)目 ナナフシ科  70mm前後 

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小型でスリム、相対的に羽が大きくて茶色がかった体色のオス。

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なんだか枯れ枝のようです。

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明るい緑色の体色のメス。

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メスの翅は体に対してずいぶん小さくて、役に立ちそうにない?

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腹部の先端は切断状です。

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交尾ペアを見ると、やはり雌雄の体格差は大きい。

自分は未確認ですが、ニホントビナナフシは短いながらも立派な翅を持っていて、それなりに滑空したり飛んだりはできるようです。
(メスは体に対して羽が相対的に小さいため滑空程度、オスは飛翔できるとの記事もあります。)

多くの種で最近になって「沖縄亜種」と分類が分かれるケースが多いのに対して、本種の場合は琉球産のものは以前は「リュウキュウトビナナフシ」とされていましたが、最近になって本土の「ニホントビナナフシ」と同種とされました。

主に単為生殖を行うため、本州ではオスはほとんど出現せず、屋久島以南の南方へ行くとオスの出現が増えるとのことです。

自分はこれまでは「シラキトビナナフシ」しか見たことがなかったのですが、沖縄に行って初めて本種を見ることが出来ただけでなく、本州ではまず見られない「オス」も見ることが出来ました。