ミヤマフキバッタ 

直翅(バッタ)目 バッタ科  体長35mm前後

ミヤマフキバッタ(オス)

ミヤマフキバッタ(オス)

ミヤマフキバッタ(メス)

ミヤマフキバッタ(メス)

ミヤマフキバッタの交尾

フキバッタの仲間は主に山地に住み、翅が退化して飛ぶことの出来ないものが殆どです。
そのため、地域によって変異もあり、多くの種や亜種に分かれているため、分類上整理されていないものも多いそうです。

ミヤマフキバッタも例外でなく、地域によって多くの亜種に分かれているそうですが、東三河地方の山地では、いわゆる「ミヤマフキバッタ」の基亜種が支配的のようです。
形態は「退化した丸みのある前翅」「オスの腹端が太くて尾毛が左右に突出している」のが特徴です。
ただし、体色にはこの地方独特の特徴があるようにも思います。
(例えば、黒い部分が少ないとか、オスの腹部側面は白っぽいとか?)

始めて見たときは「ああ、終齢幼虫だな」と思って、軽くあしらっていました(^^;
家に帰ってよくよく写真を見たら、翅芽だと思ったのは小さく退化した翅だと気付きました。

メスは腹部が細長く、なんとなくスカートをはき忘れている感じでもあります。
(ちなみに、名前のように「フキ」の葉にいるところは見たことがなく、この地方では「クズ」を食べていることが多いように見受けます)