イボバッタ 

直翅(バッタ)目 バッタ科  体長25mm前後

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たまたま庭で産卵しているメスを発見。右後脚を失っているため産卵中の腹部が見易い。

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こちらは幼虫。

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ほとんど土と見分けがつきません。

乾燥した畑などの開けた場所でよく見られ、自宅前の畑などで最もよく見かけるバッタのうちのひとつです。

 

御丁寧に、目玉まで土色をしているためなかなか目立たず、足元から飛び立ってはじめて存在に気付くくらいです。

 

鳥など視力に頼って獲物を探す捕食者の場合、ぱっと見たときに「目」をパターンとして認識して獲物を見つけると考えられ、目のありかが判り難いというのは、捕食者に対する保護色として非常に有効と考えられます。

 

多くの動物では「眼過線」と呼ばれる模様を持つものがあり、目のありかを判りにくくしていますが、このバッタの場合は目玉まで土色にし、更に体にイボイボがあるため目の位置によるパターン認識をし辛いことが保護色の完成度を高くしていると思われます。