ホシササキリ 

直翅(バッタ)目 キリギリス科  体長15mm前後

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頭部先端(額)がやや尖り、体や翅の幅は細めの体形です。こちらはオス。

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やや長めで先端がまっすぐ伸びた産卵管を持つメス。

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触角は体長の3倍近くある。

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オスは翅を膨らませるようにして付け根をこすり合わせて「ジージー…」という感じでか細く鳴く。

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前翅の前縁近く(下寄り)に黒褐色の斑点が並ぶのが命名の由来。

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これも鳴いているオス。

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近付くと、葉の反対側に回り込んで隠れることが多い。

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全体が茶褐色のタイプも見られます。

本州から南西諸島までの広い範囲に分布し、主に乾燥した丈の低い草地に生息する小型のキリギリスの仲間です
ishidaの自宅周辺の草叢にも生息していますが、あまりにも普通に見られるうえにサイズも小さいため、あまり真剣に撮影していませんでした。
外見やサイズ的には近縁な「ウスイロササキリ」に似ていますが、頭部先端があまり尖っておらず、前翅の前縁近くに黒い断続的な模様があるのが本種の特徴です。

ヤブキリやクサキリ、クダマキモドキなど、同所的に見られるもっと大型のキリギリス類に比べてより敏感で用心深く、近付くと葉の反対側に回り込んで隠れたりすぐに飛び立ったりする傾向が強い印象です。