ヒサゴクサキリ 

直翅(バッタ)目 キリギリス科  体長35mm前後 

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成虫は今のところ一度見たきりでそれ以降出会っていません(メス)。

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どう見ても他のキリギリス類とは違う印象の幼虫

主として千葉県以南の太平洋岸の海沿いの地方に分布し、メダケの生える環境で見られるそうですが、数はあまり多くないようです。

体色は褐色で、頭部・前胸部の背面は濃い茶褐色をしていて、顔面には緑色の斑点があります。
翅の背面はS字状にカーブし、後端は丸くてヘラ状で特徴的な形をしています。
メスの産卵管は幅広の青龍刀のような形をしているため、クサキリとの識別は容易です。

幼虫の識別はなかなか困難ですが、成虫を見たのと同じ場所で、やはりクサキリとは全く印象の違うへんてこな感じの幼虫を見かけました。