ヒメマルゴキブリ

ゴキブリ目 オオゴキブリ科  体長12mm前後

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腹端の形状まで「ダンゴムシ」っぽい。でも、触角はどう見てもゴキブリ(^^)

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朽木の表面を歩いていたもの。(隣りに種不明なゾウムシも…)

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体形が平たくて体表がごつごつしているこれは「マルゴキブリ」か?

実際にishidaが見たことがあるのは八重山遠征の時だけですが、九州から八重山諸島にかけて生息する小型で特異な体型のゴキブリです。

本種のメスは翅が無いだけでなくまるでダンゴムシのような体形をしており、実際に危険を感じるとダンゴムシのようにボール状に丸くなって防御するそうです。
しかし、オスの成虫は普通のゴキブリの姿をしているとのことですが、何故か現地で見付けることが出来たのは不思議とメスばかり…だと思っていたのですが、実際にはオスの幼虫も同じような体型をしているため、よく考えると「オスの成虫が見付からなかった」ということだったようです。
名前に「ヒメ」が付くのは、同じような姿をした「マルゴキブリ」という種が八重山諸島に生息しており、より小型の本種を「ヒメマルゴキブリ」としたためのようです。
(「ゴキブリハンドブック」によると、「マルゴキブリ」は実は丸くならないらしいので、「ヒメマルゴキブリ」の方が先の命名なのかも…)

八重山諸島では両種が見られるはですが、実際に屋外で本当に見分けがつくかどうかは微妙な感じで、遠征からの帰宅後に確認したところ1つだけ「マルゴキブリ」らしい画像があって、しっかり確認・撮影できていなかったのがちょっと残念…。