ヒメカマキリ 

カマキリ目 カマキリ科  体長35mm前後

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晩秋に見付けた卵鞘。俵型というか、四隅が突き出した南京袋型といった感じ。

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8月に見付けた終齢幼虫。かなり平べったい体形に見えます。

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本種特有の「伏せの」姿勢。

「ヒメカマキリ」は、子供の頃は見かけたことがありませんので、ishidaの自宅周辺には生息していないと思われます。

自然度の高い森林の樹上などで暮らす生態のようです。

 

体はハラビロカマキリなどに比べても小型で、なんとなく爬虫類を思わせる独特の体型をしており、個人的にはとても格好良く見えます。

動きは非常に早く、平べったい体型を生かして隙間などに隠れることも得意なようです。

本種は他のカマキリと異なり、前肢を開いて平らに伏せる姿勢をとって隠れることも多いようです。(通常の「お祈り姿勢」もします)
また、威嚇の姿勢では腹部を横向きに反らせて体を大きく見せようとしているようです。

東三河ではよく似た「サツマヒメカマキリ」も同所的に生息しているようで、本種が卵で越冬し、成虫が秋に見られるのに対して、「サツマ」のほうは幼虫で越冬して初夏の頃に成虫が見られます。

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5月初に見た「サツマヒメカマキリ」の3〜4齢幼虫。額の後方(単眼のすぐ後ろ)に明確な角がある。