ヨダンハエトリ

ハエトリグモ科 体長約7mm

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成体オスの派手な姿。

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こちらは亜成体のオス。触肢は肥大しているが、額の赤や前脚の橙色斑、逆毛は無い。

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上と同じ亜成体のオス。

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こちらは成体のメス。思ったよりもはっきりした派手な色合いでした。

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こちらは性別不明な幼体。

近所で見られるハエトリグモの中でも、最も派手な色合いのものの一つです。

亜成体で越冬して、春に成熟するようです。
成体になる前のオスは、ほとんど雌と同じ色合いで、
亜成体になって初めて赤白の衣装を身にまといます。
そして、成体のオスは更に派手な赤い頭巾だけでなく、前脚にオレンジ色のお化粧と、逆毛までつけています。
また、オスの触肢は亜成体の時点で非常に肥大して、まるでボクシングのガードをしているようでユーモラスですね。

新海栄一先生のカラー図鑑「クモ」(東海大学出版)の裏表紙に求愛中のペアの写真が載っていますが、オスはメスに対して前脚を伸ばし、前脚のオレンジ色の部分を見せてディスプレイするようです。

時には自宅の室内に侵入してくるものと遭遇することもありますが、主に森の中の地上や落ち葉の下などが主な生活の場です。
日本蜘蛛学会の定期総会のイベントで、豊橋総合動植物公園での観察会に次女と参加した際に落ち葉の中から採集したこともありました。

また、別の日に成体のメスも落地上を徘徊しているのを見付けて撮影することが出来ましたが、こちらは素早く落ち葉の下へ…
とはいえ「これが成体のメス」とはっきり判る姿が撮影できました。
オスほどではないですが、思ったより鮮やかな体色でした。