ウロコアシナガグモ
アシナガグモ科 体長8mm前後
オスは鋏角と触肢が長く、成体の体色は赤みが混じる。
メスは鋏角が短い。
卵嚢を守るメス。
アシナガグモの仲間のうちでも、結構美しいものの一つです。 アシナガグモの仲間は、水平円網を張るものが多く、図鑑などによるとこのクモも基本はそのようですが、ウロコアシナガグモの場合は網を張らない怠け者(?)が結構いるのか、時間帯や時期に応じて造網するということでしょうか? アシナガグモの仲間は鋏角が非常に長いものが多くいますが、このクモの場合はオスの鋏角は長く、メスは長くありません。 代表種の「アシナガグモ」は綿の玉のような卵嚢を草の葉などにつけますが、このクモの場合は粗い不規則網を張った中に置くようです。
このクモはどちらかというと葉の裏などに潜んでいることが多く、しっかりした網を張っているところは見たことがありません。