スズミグモ
コガネグモ科 22mm程度(メス)
最初に見つけたときは地面に這いつくばるようにして背面を見上げました。
こちらはややオレンジがかった体色のもの。
亜成体と思われるもの。これは図鑑などでよく見られる模様。
西日本の海岸沿いから南西諸島まで分布するやや大型のグモです。 特に沖縄特有ではありませんが2016年の沖縄遠征の際に今帰仁村で見付けたのが最初の出会いでした。
森の中や建物の庇の下などに、多くの縦糸で吊られた大きなドーム状の網を水平方向に張って、その中心に裏向きにとまっています。 ドーム状の網は一般的な縦糸横糸のある放射状のものではなく、縦横のない格子状の目の細かいものです。
最初は裏向きの黒い腹面を見て、ジョロウグモの仲間かなと思って下側に潜り込むようにして見たら、ずいぶん複雑な腹部の造作が目に入って驚きました。 そのうえ、背面の模様の個体差がすごいですね。 |