シマササグモ
節足動物門 クモ綱 ササグモ科 体長約12mm
初めて出会った個体は右第1・2脚と触肢を失っていました。
山地の葉の上で出会ったメス成体。「ササグモ」はこういうポーズをしないよね。
脚のトゲトゲ感は「ササグモ」と同様。
2024年の西表島遠征で初めて出会ったオス個体。
メスに比べてスリムな体形で、頭胸部の白線は非常に薄い。
南方系のクモで、本州の太平洋岸のごく一部と四国・九州・南西諸島にかけて生息するとのことですが、南に行くほど多くなるようです。 実際に本種を見たのも八重山遠征時が初めてで、ishidaの地元ではどこにでもいる「ササグモ」と比べても、生息地での個体数は少ない印象です。 「ササグモ」に比べて全体が細長く、透き通るような緑色と白い体毛、オレンジの斑紋が非常に美しく感じます。 ------------------------ 2024.08.31 オスの写真を追加
------------------------ 2024年の西表島遠征の際、初めてオスに出会いました。 「ササグモ」と違い、オスの触肢は体と同色の爽やかな緑色で、全体的に淡い色合いですがやはり美麗なクモでした。
ishidaの地元(愛知県東部の太平洋沿い)も生息域には含まれるようですが、これまで全く見たことがありません。
名前も「島ササグモ」というのは、沖縄地方を意味しているものと思われます。
単に遠征した季節的なことか、前述のように個体数が少ないためかは判りませんが、まだ本種のオスを見付けられていません。
とはいっても、1週間の遠征期間中に出会えたのはやはりオス1個体だけで、本当に出会う機会が少ないんですが、これって季節的なものなんでしょうかね…(^^;