サツマノミダマシ 

コガネグモ科  体長10mm前後

satsumanomidamasi_0137.jpg - 205,078Bytes
成熟したメス

satsumanomidamasi_4958.jpg - 108,993Bytes

satsumanomidamasi_09716.jpg - 91,713Bytes

satsumanomidamasi_0461.jpg - 95,180Bytes
メスの亜成体。腹部にある白いものは寄生バエの卵?

satsumanomidamasi_9564.jpg - 112,802Bytes
成熟したオス

satsumanomidamasi_9606.jpg - 106,698Bytes

緑色が鮮やかな美しいオニグモの仲間です。
「サツマの実騙し」というのが名前の由来で、サツマとはハゼノキ(ウルシ科の植物で、紅葉が美しい)のことだそうです。我が家周辺の森にもハゼノキがたくさんありますが、そんなに似ているかしら?という印象です…(^^;

よく似た種類に「ワキグロサツマノミダマシ」があり、腹部の黄線より下に白線があって、更にその下は暗褐色をしています。生息場所や習性はほぼ同じですが、我が家周辺では「ワキグロ」のほうが数が少なく、出現時期もやや遅い気がします。

腹部は成熟するにつれて背面外縁部の黄色が目立つようになり、成体のメスは脚の斑紋が濃くなり、腹部下面は赤みを帯びています。

オニグモの仲間は、昼間は葉裏などに潜んでいて、夕方に網を張るものが多くいます。
本種も昼間は葉裏などに隠れていることが多いのですが、樹間などでは昼間も網の中心にいることがあります。

夏になると成熟した個体が見られます。

我が家の助手(次女、当時小六)が、夏休みにこのクモが網を張っているのを観察したことでクモの網について興味を持ち、自由研究の題材として「クモの体長と巣の大きさ」について調べたものが学校の代表に選ばれ、「豊橋祭り」の際に視聴覚センターに展示されたのが思い出です。