カノウハエトリ
ハエトリグモ科 6mm程度
最初に見つけたときは、脚がとても長いスマートな体形に、「ハエトリじゃないのかな?」って思いました。
ちょっと色合いが違うので、オス発見!と思ったら違いました。
前中眼だけが透明で、特徴的な顔付きです。
葉の上の水を飲んでいます。
沖縄本島にのみ分布するハエトリグモです。 2017年春の沖縄遠征の際に国頭村の森で見付けました。
国頭村の森の中ではクワズイモの葉上で数個体を見かけたので、生息地での個体数自体はわりと多いのではないでしょうか。
ハエトリグモ特有の大きな前中眼が透明なためほとんど目立たず、逆に前側眼と後側眼が黒く大きく目立って見えるし、プロポーションだけ見るとハエトリグモというよりはフクログモ科のクモのような印象でした。
同じ葉上に大きくて緑色のものとやや小さくてオレンジがかった体色のものがいたので「一気にオスとメス発見♪」と喜びましたが、よく見るとどちらも触肢は細くて、単なる色彩変異だったようです。 結局、滞在中にはオスのカノウハエトリには出会えませんでした。
次回以降の遠征でオスにも出会うぞ〜(^^) |