カマスグモ

節足動物門 クモ綱 アシダカグモ科 体長約20mm

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沖縄本島で見た個体。老成したメスで、産卵を控えているようです。

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アシダカグモに比べて脚は短いですが、全体的に重量感があってマッチョなイメージ。

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これが観察した中では唯一のオス個体でした。

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腹部背面の模様は特徴的。

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中部地方以西から南西諸島にかけて生息するアシダカグモの仲間ですが、全体的にがっしりしていて重量級のクモというイメージです。
全体が短い褐色の毛で覆われており、意外にもきれい(個人的見解)に感じます。
腹部には毛色の違いによる特徴的な模様がありますが、クモ自体の体色は全体的に黒いようで老成して体の毛が抜けてくると全体的に黒っぽく見えます。

本種の分布域には愛知県や静岡県も含まれますが、実際にishidaの地元で見たことがなく、沖縄遠征の際に初めて見付けました

夜行性で、普段は森の中の葉を綴り合せた巣に潜み、樹上や地面を徘徊して獲物を捕らえるようです。
決して珍しいクモという訳ではないと思いますが、2022年5〜6月の八重山遠征では「アシダカグモ」は多数見掛けましたが、特定の場所以外では何故か本種を見掛けることはありませんでした。