イオウイロハシリグモ
キシダグモ科 体長25mm前後
「スジボケ型」のものは数は少ない。
一見すると「スジアカハシリグモ」のようにも見えます。
橙色型のオス。
最もよく見かけるイオウイロ型。
ハエトリグモと違って、後列の眼が大きい。
卵嚢を抱えて保護するメス。
団居を守る母グモと危険を感じて団子になった幼体。
屋外で見かけるクモの中では(アシダカグモを除くと)最も大型の部類のクモです。 色彩多型で、スジボケ型・橙色型・硫黄色型など全く違う種類のように見えます。 ハシリグモの仲間は普段は巣を作らずに徘徊し、視覚で獲物を捕らえるハエトリグモやコモリグモと並んで目が発達しており、眼列が独特の配置となっています。 メスはだいたい8月から9月にかけて産卵し、産卵後も糸で丸く紡いだ卵嚢を持ち歩きますが、孵化が近づくと不規則な網を張った中に卵嚢を置き、母親は側で保護します。 団居中の子グモは巣の中で適当に広がって過ごしていますが、危険を感じると右の写真のように一箇所に集まって団子状になります。 |