ヒゲナガツヤグモ
ワシグモ科 4mm程度
たまたま見付けた遺体を顕微鏡で見てみました。
ぱっと見の印象は「アリのようなクモ」ですが、もちろん「アリグモ」ではありません。 このクモは、小さいながらも青紫〜ピンクのメタリックな輝きがあって綺麗です。 ---------- 2006.12.23 追記 ---------- 2006年11月刊行の新海栄一先生著「日本のクモ」(文一総合出版刊)に紹介されていましたので同定できました。 「日本のクモ」は非常に良く出来た写真図鑑ですね。クモ研究だけでなく、生態写真家としてもプロの新海先生の面目躍如といった感じです。
家の庭で見られるクモですが、種類が判りませんでした。
ワシグモの仲間など、地上を徘徊するものの中にもアリに良く似たものが結構多くいます。
たまたま死体を見つけたので娘の顕微鏡(ファーブル)で覗いてみましたが、眼列配置などもよく分かりませんでした。
一応「ワシグモ科」で間違ってはいませんでしたね。
意外に普通に見られるもののようですが、地上性で小さいために目に付きにくいようです。
オスは非常に立派な触肢を持っており、ぱっと見には大きな目玉が飛び出しているように見え、最初はハエトリグモかと思いました。
(アリグモのように第一脚を持ち上げて歩いている)
(ただ1点残念なのが、288Pの「ウデブトハエトリ♂」の写真は「キレワハエトリ」のようですが…)