チュウガタシロカネグモ 

アシナガグモ科  体長10mm前後

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メス成体の腹部は卵形に肥大

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腹部前端は腹柄よりも前側に伸びるため卵を背負っているよう

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オスの成体は腹部は肥大しないため体長はメスの半分ほど。

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危険を察知して巣外に退避して隠れ中(体色目立ちすぎ…?)

シロカネグモの仲間は美しい体色のものが多く、本種もその名の通り銀色の地肌に黒と金色の条が入った模様をしています。

我が家周辺で最も多く見られるクモのうちの一つです。
成体は初夏から8月ごろにかけて見られ、夏休みのクモというイメージがあります。
我が家の助手(次女)が小6の時に自由研究の題材にしたうちの一種でもあり、何となく親近感を覚えます。

アシナガグモ科のうちでも、この仲間はあまり細長くなく、成熟したメスの腹部は前胸部に覆い被さるように前後に長い卵形になります。
本種についてよく知らない頃はアシナガグモの仲間ではなく、ジョロウグモの仲間だなと思っていました(^^;
チュウガタシロカネグモは、腹部の前端に一対のこぶ状の突起があり、そこに黒班があるのが他の種類との見分けポイントです。

水平というよりも45度くらいの角度のついた円網を張り、その中央下面に定位しています。
危険を感じるとすぐに巣の外に逃げて隠れてしまいます。

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メス(右)の巣を訪れたオス(左)