アオオニグモ 

コガネグモ科  体長11mm前後

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経糸の根元の住居に潜む。前脚で縦糸を掴んで振動を感じている。

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獲物がかかったのを検知すると住処から飛びだ来て近付きます。

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横糸の粘球が大きく、粘着力が高い。獲物を素早く糸で巻き込みます。

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これは上のシーンとは別のケース。

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獲物は巣に運び込んでからゆっくり食事。

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自宅の壁で見た亜成体と思われる個体。

明るい緑色と黄色い体、白い腹部のコントラストが非常に美しい(評価にはishidaの個人的感想を多く含む)クモです。
出現時期は早めで、春から初夏にかけて成熟した個体が見られます。

普段は網を張った中には定位せず、縦糸の根元の葉を巻いた隠れ家の中に潜んで、脚で網の一端をつかんで獲物がかかるのを待っています。
獲物がかかると隠れ家から飛び出して素早く糸で巻き、隠れ家に運んでからゆっくり食事をするようです。
その場で食事を始める場合もありますが、危険を感じると素早く隠れ家に逃げ込みます。
派手な色の割には非常に臆病な性質ですね。

このクモは一般的な「オニグモ」のように毎日巣をたたんでは張り直すということはありませんが、獲物が掛かるなどして網が破れることも多いためか、けっこう頻繁に張り直しているようです。
横糸の粘球は大きく、非常に粘着性の高い網のようです。

オスはまだ見つけたことがありません(^^ゞ