トリノフンダマシは名前の通り、鳥の糞に擬態したクモです。 しかし、「アカイロトリノフンダマシ」は鳥の糞ではなく、テントウムシに擬態していると言われています。
体は5mm程度と小型で、ちょうどテントウムシのようなサイズです。 鳥などの捕食者は、このサイズと色のパターンで「不味い相手」と認識してしまうということでしょうか。 両サイドの黒点が目のようにも見えますね。(何となくdocomoのCMに出てくる「ドコモダケ」のようにも見えます…) 写真のような赤だけでなく、黒地のものも稀に見られるそうです。
写真はメスで、残念ながらオスは見たことがありません。 (オスはメスに比べて非常に小さいそうです)
-------------------------- 2007.10 追記 --------------------------
2007年には黒地の「アカイロトリノフンダマシ」と出会いました。 この種自体が2度目の出会いですが、今回もメスしか見られませんでした。 今回出合った個体はかなり活動的で、低い位置での撮影とも相まって苦労しました。 そういえば、最近の新聞では飯田で稀産種の「ツシマトリノフンダマシ」が見つかったとの報道もありました。羨ましいですねぇ。 |