DUCATIとの遭遇

・2002年分の目次
M900_TOP.JPG - 6,203BYTESDUCATIとの出会い

DUCATIの怪物くん

怪物くんとの第一種接近遭遇

怪物くんとの第二種接近遭遇

いきなりトラブル

更に追い討ち!

ノロジーホットワイヤー

怪物くんの習性-その1-(または怪物くんとの格闘)

Buellとも遭遇(^^)

怪物くんの習性-その2-(またはライディングハイ)

やっと(仮)退院

博士の異常な愛情(または私は何故アクラポビッチを止めて純正マフラーとしたか?)

怪物君の習性-その3-(セッティング編)

乾式クラッチから湿式クラッチへ(切れてて良かった)

いよいよメカトラブル解決(希望的観測)初のロングツーリング編

怪物君の習性−その4−(黄金の脚編)

ヘインズ社(英国)のサービス&リペアマニュアル

タンク新品(?)に〜バイクバーン組立など

新しいDUCATIって

新品に…と思ったら早くも立ちゴケ(ToT)…傷物に

黄金の味を求めて…その2

気分は頭文字D伝説(?)

・2003年分の目次

再びBuell??

再び下半身にお漏らしの兆候〜別れの予感…


DUCATIとの出会い

DUCATIといえばMHR(マイク・ヘイルウッド・レプリカ)っていうのが自分の持ってたイメージ。

当時の国産のバイクには無い「まんまレーサー」のような外観。

こんなん良いの?っていうくらいの排気音。

どっちも当時の日本車では考えられないものでした。

伝説のライダーM・ヘイルウッドのライディングでマン島TTで優勝を飾ったマシンのレプリカだというのは後で知りました。

バイクに興味を持ち始めた頃、国産車でカッコ良いと思ったのはスズキのカタナ(ただし、セパハンの1100)くらい。

後々、自分がバイクに乗るようになってから、レースにも興味を持ち始めて、初めてMHRの成り立ちも知りました。

そして、DUCATIというバイクが世界選手権でも活躍していることなども。

全日本TT‐F1や耐久の世界選手権などでは日本製のマシンが席巻してる時代でも、TT‐F2の世界選手権ではDUCATIが優勝してたりしてましたね。

(日本のファクトリーはTT世界戦には参加してませんでしたが)

国産車にレーサーレプリカが氾濫して、街中にレーサーまがいの(というより、ほとんどレーサー)バイクがあふれた時代もありました。

そんな中でもレーシングパンタのレプリカとして発売されたDUCATI‐F1は、やはり超スパルタンなバイクという印象がありました。

とはいえ、エンジンは国産には無い形式といっても、古臭いローテクエンジンで、数値的には大した事無いという印象も。

(自分は、シングルに乗っていたこともあって、それが特にバイクにとって悪いことだとは思いませんでしたが。)

でかいバイクに乗りたいとはぜんぜん思っていなくて、でもDUCATIなら乗ってみたい、でもとても手が出せないバイク、スーパーテクニックを駆使してコーナーを駆け抜ける、マニア(お金持ちでもある)のためのバイクということで、単なる憧れとしてしか考えていませんでした。

伊勢神峠ですれ違った2台のF1の姿が今でも鮮烈なイメージで脳裏に浮かびます。(コーナーを抜けてくるその速さは凄いインパクトがあった)

その後、レースの世界でもBOTTくらいしか活躍の場がなくなっていたDUCATIが、DOHCヘッドを搭載した水冷エンジンのプロトタイプをボルドール24H(ルマンだったかも…)に登場させ、期待が膨らみます。(いや、デイトナが先かも)

そして、初年度のスーパーバイク世界選手権に851が衝撃的なデビューを飾ったのが1988年だったかしら?

当時、レースおたくだった自分は、それは見に行くしかない(それも、あのM・ルッキネリのライディングですよ!)。

菅生まで行って出会ったDUCATI851レーシングは国産レーサーレプリカを見慣れた目から見ると新鮮でかっこよく、図太いエキゾーストノート、独特の外観ともひときわ異彩を放っていました。ただ、まっ黒いメガホンマフラーはちょっといただけん気が…。

その後のスーパーバイクでの活躍はご存知の通り。

916シリーズがデビューしてからは、サーキットでは見たことなかったんですが、「ロード」スポーツを超越したすごい造りはまさに「サーキット生まれ」を感じさせるものです。

公道で走らせちゃ勿体無いかも。

オンロードバイクとしての姿は'91〜の900SS(特にSL:SuperLight)が一番好きかな?

関係ないけど、デザインのエポックメイカーとしてはやはりヤマハSRXかなあ;…今でも欲しいぞ〜SRX−6。

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DUCATIの怪物くん

ロードレーサーイメージの強いDUCATIといえば、ロードゴーイングレーサーかスーパースポーツ系が頭に浮かびます。

PASOとかは人気無かったし…自分が見てもカッコ悪いバイク、フレームも見えないし。

でも、92年に発表されたM900をみてどびっくり。(三河弁)

「なんちゅうかっこいいバイクだ!」と思いました。(せむしっぽいスタイルやテール周りにSRXのイメージが重なったのかも…)

世間では評判悪かったみたいですが。

M900_ILUST2.JPG - 21,563BYTES
※I田先生のイラスト↑先生、これは市販そのままじゃないですよ。

発売されて間もなく、通勤経路沿いの家に置いてあるのを見て、やっぱりかっこいい…。

将来的に、もし限定解除(当時の免許制度ではそう言った)したら乗ってみたいなあ。金があればだけど…

DUCATIとBuellは乗ってみたいバイクの代表格ね。

ただ、モンスターってツーリング等ではなぜかほとんど見かけないような?よっぽどSSや916などのほうが見かけます。

モンスターの独特のスタイルはさすがイタリアンデザインという感じで、天下のホンダでさえパクリ(^^;する(VT250)くらいインパクトがあったんですね。

その後、各社が亜流のバイクを発売したことからも、多くのデザイナーにインパクトを与えたのでは?

カジバのラプトールも亜流のうちの1台かと思ったら兄弟…?

ただし、アップライトポジションで、道を選ばない全天候ロードスポーツツインというコンセプト自体はヤマハTDMのほうがずっと早かったけど。

発表前(86年)に、和歌山へのツーリング帰りのフェリーでテスト中のTDMを見たときにはぶっ飛びましたね。

ONだかOFFだか解らんくて、それでもかっこよくて。850ccということで、発売されても免許なくて買えんけど…。

(当時は750cc以上は自主規制で、国産車も国内販売してなかったし)

で、他に特に欲しいバイクも見当たらず、愛する(?)SRは約10年の永きにわたってお付き合いすることに。

(いちばん好きだったのはSRXですけどね。)

SRは、走行距離は2万Kmにもなっていないものの、ややくたびれた外観も含めてリフレッシュの計画を立て、01年冬は冬眠中にいろいろ始めてました。

腐食したアルミ部品の磨き(これは苦労したなぁ…)やら、ガスケット・ゴムパーツも新品買って…

ところがある日、先輩から「モ○○ッズに中古のドカのモンスターがあるけど、乗る気ない?」とのお言葉。

お値段もそこそこ。「とりあえず、見に行って気に入ったら考えようかな」と返事したものの、やっぱり気になる。

奥様には「もし、バイクが俺に買ってくれって言ってたら買うかも」といっておいてお店に…。

なるほど、モンスターは「買ってくれ」と言ってました。…後で考えると勘違いだったかも。

お店からの帰りに自動車学校へ直行、入校申し込みして、午後には入校・第1回目の教習も。

あとはもう早くモンスターを自分のものにしたくて、毎日がバラ色。

真冬の夜の教習も、鼻水垂れてもヘコたれず。

教習はとっても楽しかったです。でも、自分のへたくそ加減も実感。

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怪物くんとの第一種接近遭遇

第一印象は、やっぱりかっこいい。

でも、思ったよりマッチョな感じではなく、結構人当たりの良いフレンドリーなバイクという感じ。

取り回しの軽さと、またがった感じはこれまたとっつきやすい。

(いろいろなオーナーさんの証言によると、やはり「軽さ」と「とっつきやすそう」なのが購入の動機とか…実はそれが落とし穴だったりして)

前オーナーのカスタム度合いも心配でしたが(あんまり激しいチューニングはちょっとね)、ほどほど。

(サイレンサー、ステップ、タコメーター追加、リアサスはオーリンズ製に交換、リアフェンダー純正カーボンパーツに交換など)

エンジンをかけてみると、ずいぶん勇ましい排気音 (これは交換してあるマフラーのせい) 。ちょっと気がひける(^^;

ブリッピングしてみると、とっても滑らかかつ気持ちのいいパルス感。

実はもっと「どすとす」って感じと思ってたら、90度Lツインだけあって、動的にはバランスが良いってことね。

乾式クラッチはちょっと心配かな?ま、慣れの問題でしょう。

結構、SRに近い感覚で乗れそうな感じ。

…というのが甘い考えだったというのは、第二種接近遭遇で明らかに…

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怪物くんとの第二種接近遭遇

2002年2月1日の検定に合格して、2月4日に免許取得。

2月9日、いよいよ納車日。SRに乗って、バイク屋へ。

怪物くんを受け取って、そろそろと発進。

うげげ〜!何じゃコリャ!?

いろいろ調べた予備知識で、頭ではある程度理解していたものの、やっぱり一筋縄ではいかない感じ。

お家へ帰るまでの道のり&自宅での観察で解ったこと…

@低速が使えない

低速トルクが無いというだけでなく、ビッグボアのツインエンジンは低回転では激しいスナッチを起こして、低速はまったく使えない。

ちょっと前車が速度を落としたのに追従して減速すると、もう加速不可能な回転数まで落ちてる…

しょっちゅう「バオン!バオン!…」とシフトダウンを必要とするが、まだエンジンとクラッチのフィーリングに慣れてないのでとってもギクシャク。

乾式クラッチの特性にハイギアードな1速ギアが輪をかけて、発進にも気を遣う。

(バコーンと一気に加速するだけならOKなんですけどねぇ)

ついでにセコ道で右・左折するのも1速でないと「ガクガク」。(1速だとフケ上がり過ぎて怖〜)

私って、半クラッチ苦手なんです。

SRのようにはいきませんねえ…。

3500rpm以上になると、ぐっとトルクが厚くなり、そのまま上までフラットなんですが…。

A唐突な出力特性

アクセルに遊びがないの?と思わせるくらいスロットルの開閉に敏感なエンジンのツキ。

ほとんどパーシャルが無い?!ちょっとあけると加速、ちょっと戻すと減速…。

もちろん、マルチエンジンのような敏感さとはまったく違う「エンジンの爆発」を感じさせる荒々しい感じ。

上記@と併せて、どうしてもギクシャクしてしまう原因となります。

家に帰り着くまでの30分では、上手に回転を合わせてのシフトダウンがほとんど出来ませんでした。

Bシャシーの剛性感が非常に高い。

実際に剛性が高いんだと思います。まるでエンジンにまたがって走ってるみたいにダイレクト感がある。

(実際にエンジンもシャシーの構成部品として結合されてますけど)

これは、乗り心地は悪いけど結構楽しい(^^)。

ついでにサスペンションも硬い。レーシングカートみたい?

(これについては本来のものではないことが後々判明。)

Cミッションのタッチは良好

古い設計のエンジンなのに、ずいぶんしっかりしたタッチで驚き。

乾式クラッチのおかげもあるかな?

D速さを感じさせない加速感

本当に速いのかどうかは不明(^^)。

フラットなトルクのおかげで、伸びのある加速感が無い代り、スピードは出ている。

低速が無いので、どうしても引張り気味になるけど、あまりにフラットトルクのため何速に入っているのかよー解らん。

街中では4速までしか使えないですが…。

タコメーターが無いと何がなんだか判りませんねえ。

教習所のCBは重さこそあるものの、何の違和感も無く走れたのに…ずいぶん違うバイク(あたりまえ)だなと。

Eデザインは素敵。細かいところは結構雑?

配線の取り回しや固定の仕方は結構いいかげんかも。

各部のクリアランスも結構狭かったりして、日本的設計では絶対出来ない構成。

(これは、良くも悪くもハンドメイド的)

タンクを跳ね上げてエアクリーナなどのメンテが出来るのはとっても素敵なんだけど、ガソリン満タンだとこぼれちゃうの?

エアプレーンタイプのフィーラーキャップは造りも良く、かっこいいんだけどちょっと曲がって付いてるんですよね。

(タンク側の取り付け部材が曲がって溶接されてるみたい)

キーの材質はやぐい(三河弁)のか?2本とも曲がってるぞ!特にメインキーはぐにゃぐにゃ。見た目もチープなスクータークラスの質感だし。

シートはあまり機能を考えてできてないのかな?滑りやすさもあって結構お尻がずれやすい。

でも、フレームやエンジンはもう、とっても素敵。

そのほかにも、結構ハンドメイドっぽさが(実際にそうでないとしても)あって満足度は高いです。

Fとにかく完全に暖気しないと走れない

チョークをひきっぱなしで置いとけばかぶってとまっちゃうし、かといって暖まる前にチョークを戻せば即エンジン停止。

まあそろそろと思って走り出すと、角を曲がりながら息つき、信号でとまればエンスト(かっこ悪〜)。

ツーリング出発の朝はちょっと困りものかも…音もね(^^ゞ。

Gクラッチは人が言うほど重くない?

SRに比べりゃ全然気にならん。レリーズシリンダはノーマルだけど、クラッチスプリングとか前オーナーが換えてるのかな?

H材質的に鉄でないといけない所以外はすべてアルミ製

やっぱりハンドメイドっぽくて、スペシャル感&高級感一杯。

なにせ、サイドスタンドまでアルミだし、(現行のM900は鉄)ハンドルや各種ステーもほとんどアルミ。

…という事で、美しいだけでなく、一筋縄ではいかない結構手ごわいやつだということがわかりました。

M900_FIRST.JPG - 41,163BYTES

あと、98年式って聞いてたんだけど、帰ってから車検証よく見たら「96年式」でした。→とりあえずお店には後日指摘。

「えっ、そうでした〜?すみません」でお終い??しっかり確認しなかった私も悪いか…(本格的な中古車初めて)

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いきなりトラブル

息も絶え絶え(?)にモ○○ッズから自宅に帰り着き、早速各部点検。

ちょっと合わないペダルの位置もアジャスト。

で、早速クラッチレリーズシリンダからオイル漏れ。これは油圧クラッチのDUCATIの泣き所(^^;。

ついでにRブレーキのリザーブタンクからもオイル漏れ

「ま、そういうもんさ。」と笑ってお店にTELを入れる。

アフターパーツのレリーズシリンダに換えたろか!?

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更に追い討ち!

1週間過ぎて、待望の土曜日。

さあ、怪物くんの整備をしていっちょう走りに行くぞ!天気も良いし。

ん?よく見ると、ブリーザーホースが外れてるじゃん。

タンクを上げて直していると、なんとタンクの残量検出センサの取り付けナット(対辺35mm!?)部あたりからガソリン滲んで垂れてるじゃん!

急遽目的地を変更して、その帰りにお店へ。

そのくらいではまだまだ驚かんぞ〜…。

900SSからZRXに乗り換えたIちゃんも、この辺で嫌気が来たの?…

で、翌週土曜日も体の慣らしのため午前中ちょっと走る。

午後は悲しいホッチキス(これは登録商標)の針によるパンク修理(怪物くんの習性−その2−の記事)。

日曜日に再度エアー圧のチェックなどしてからタンクを上げてガソリン漏れの確認。

「がびいぃぃ〜ん!」ナット部分からじゃないぢゃん。

なんと、ガソリンが漏れているのはタンクのヒンジ※の溶接部から…。金属疲労かぁ〜。

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※ 注:怪物くんのタンクは後ろ側にヒンジがあって、前のロックをはずすとはね上げることができます。その代り、予備タンクのコックとかありません。

※エアクリーナーやバッテリーの点検などには便利ですが、いざいじろうと思うとタンクがはずせなくて不便だなあ。


昨日満タンにしたこともあって、結構たら〜っと垂れて来ます。

納車前に何でこんなとこが?って指摘した汚れって、これが原因だったのね。

(実際、過去の汚れ具合なんかからすると、前オーナーも気付いていて然るべき…。それともよっぽどメンテナンスに疎い人だったの?せめてお店で気付けよ…)

うーん、普通はどんなバイクだってタンクとフレームを固定する場合はゴム部品などで振動を絶縁してますが。

高剛性なフレームからの高周波振動をずっと受け続けたら、溶接部分にかかるストレスはかなりなもんですよね。

怪物くんに限らず、最近のDUCATIはみんな、はね上げ式のタンクのはず。

つまりこれって昨今のDUCATI全般の弱点では?

※追記:最近の怪物君は、ヒンジ部になにやらゴム部品(?)。対策はされてるみたい。

まあ、怪物くんの細部を見れば見るほど「日本車ではこの設計はねーよな」「普通ここはマイナー変更で直さんか〜?」って思うところは確かにたくさんあります。

(自分がそういう仕事をしてきただけに、結構気になる?トヨタの自動車なんか、かなり凄いなと思いますよ。)

常に工程や品質の改善を図って、高い信頼性と生産性を目指している日本の製造業からは信じられないような造りがイタリアンってこと…

そこが許せなくなっちゃうとイタ車は乗れません…きっと。

理詰めの日本車やドイツ車にはない「デザインオリエンテッド」な部分(だけじゃないけど)など、気に入ったポイントを見ないとね。

ただ、乗りたいときに乗れないっていうのは勘弁して…

2月9日納車で、25日から入院中です。それまでの手入れや印象はこの後の章で。

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ノロジーホットワイヤー

謳い文句には非常に疑問がある「のろ爺ホットワイヤー」。

現物はグランドメッシュで覆われた、単なるプラグコードなんですけどね。

特に、理屈っぽい人には「オイル添加剤」と並んで評判が悪いかな?

とりあえず、インターネット等でのユーザーの評判は結構良いみたい。

怪物くんの「低速ガクガク」を対策するのにはうってつけとも言われる…

まあ、理屈から言っても、コイルから供給される電力が変わるわけじゃないし、メッシュとの間のコンデンサー効果に期待するってのもずいぶんいいかげんな気もしますねぇ。

ただ、短時間に強力な火花を飛ばすことで特に低回転(混合気の速度が遅いため、ボアの大きい怪物くんは燃えにくい)での燃焼を促進してくれるのを期待。

高回転型のマルチエンジンには向かない(理屈からいってもそうだよね)という話もありますが、せいぜい9000rpmまでの怪物くんには問題ないかと思われます。(ほんとは「大きい火花」を「長時間」飛ばしてほしいんですけど…)

もちろん、馬力が上がったりとか、燃費が大幅向上みたいなすごいことが起きるとかは期待してません。

(逆に、そんなにいいことずくめだったら世界中のレシプロエンジンはみんなとっくに採用してますね)

で、得意の(^^)インターネット通販で「ホットワイヤー」と「トルクマスター(プラグ)」を注文。

取り付けは、純正のプラグコードと交換して、GNDワイヤーをエンジンに止めるだけ。

バイクをいじり慣れた人なら、所要時間30分くらいかしら?

(私は段取りが悪くて1時間くらいかかりました)

でも、トルクマスターって18mmのプラグレンチがいるじゃん!(普通16mmと21mmしか持ってないよね)

以前買ったいんちきマルチサイズプラグレンチを探すも見つからず。とりあえずプライヤーでm(_ _)m…

取り付けが終わってさっそくエンジン始動。

もともとセル一発でかかる始動性抜群のエンジンだったので、謳い文句の「始動性の向上」効果は不明。

昨日までとはうって変わって暖かいため、暖機が短くなったかも不明。

試運転に出てみると、「おお!」午前中とはまるで違う〜!!

3000rpm付近もぐっと使えるようになってるぞ!

上が回らないということもなく(少しぐらい悪くなっても判らんけど)低速が膨らんだ感じで使い易いかな?

エンジンのフィーリングが変わって、ちょっと回転を合わせるタイミングが変わった感じはありますね。

投資効果は(一応)あったかな?(プラグは別にノーマルでも良かったカモ)

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怪物くんの習性−その1−(または怪物くんとの格闘)

走り出しての第一印象通り、左右へのリーンの開始はとっても軽い。

Fサスペンションが硬いこともあって、まるで自転車(のロードレーサー)みたいに軽く倒れ始める怪物くんに、かなり不安感あり。

軽く倒れ始めてから、やっとサスペンションが沈み始めると手ごたえが変わる(フラフラ〜ッときたり、逆に重くなったり)のも違和感ありますね。

(ものの本によると851のフレームをそのまま使っている為、キャスターが立ち過ぎているのも原因のひとつとか)

そこでためらってしまうと、まるで前輪が遠くへ行ってしまうように曲がらなかったり、あけすぎるとFサスが伸びたり縮んだりしてぐらぐら…。

ブレーキングからタイミングよく荷重をかけてリーンさせ、うまいことスロットルを開けて…といけばいいんですがねえ。

実際には、思い切ってリーンさせられず「まったり」としたコーナリングとなるか、アクセルのタイミングをミスってギクシャク…というのが多いです。

サスの硬さは、ある意味では納得できるものですかね。

とにかく、アクセルに対するトルクのツキがすごいので、もしサスが硬くなかったら激しいピッチングでお辞儀したりのけぞったりでとても恐ろしいのでは?

その上、扁平タイヤを履いていることもあってうねりやギャップを拾うとすんごいキックバックで、ハンドルは右左に…

ついでに、キャスターが立っていてトレールも小さいので、低速ではハンドルの戻り力がほとんどないです。

一時停止して左折といったシーンでハンドルストッパーが当たった状態になると、アクセルも開けられず、ハンドルも切れたままで「ひえぇ〜」…怖いっす。

もうちょっと乗り慣れてからその2に続く(…かも?)

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Buellとも遭遇(^^)

タカラテクニカルスクールで試乗会。

新型のモンスターとBuellは乗ってみたいぞ。

特に、最近の怪物くんはずいぶん乗りやすいとか…でも、行ってみるとDUCATIの姿はないです。

BuellのサイクロンM2に乗ってみる。やっぱりハンドル切れ角はあまりありませんね。

をを!怪物くんとはまったく違うゆさゆさ感。

アクセルは怪物くんとは逆に「軽すぎ」てちょっと扱いにくいか?

フレームも硬すぎず、低速トルクもあるぞ!(OHVエンジンだしね)

サスペンションも(怪物くんと違って(^^;)ちゃんと動くし、軽いアクションでFタイヤにしっかり舵角が付いて曲がりやすいです。

ミッションのタッチは新車だからか?結構渋かった。Nも出にくいぞ。

ベルトドライブはチェーンと違ってソフトだけど遊びがない感じ。

気分はでっかいSR!?実はBuellのほうが自分にあってるのか??という不埒な考えもチラッと…

関係ないけど白バイ隊員の方のデモ走行はすごかった。良い子は真似しないように…。

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怪物くんの習性−その2−(またはライディングハイ)

ポジション調整などもしてみます。

シート高が高く足つきが悪い(SRよりはね)代わり、にステップ位置はモトプランのステップキットのおかげでいい感じ。

踏みにくいRブレーキの位置を再度調整。

ハンドル位置は自分にはやや遠いかな。

いきなりハンドル交換を考えるのも短絡的なので、とりあえず角度調整でグリップ位置を上げてみる。

お、いいかも(^^)…

ちなみに、タイヤの指定空気圧はF:32.7psi、R:36.9psiのようで…ちゃんとSI単位で表示しろ!

しらべてみると、225kPaと254kPaということで、聞いてた話よりだいぶ高いんですけど…

※エアー圧についてはものの本やヘインズのマニュアルによると一般的な2.1/2.3Kg/cuを指定している様です。

天気も良くてあったかいんで、ちゃんとエアー圧も調整して再び一丁走りに行ってみます。

車でおなじみ「例の」コースへ。加速感にも結構馴染んできた感じ。

意外とスピード感がないので速度に注意しながらいろいろ試してみると、結構いい感じかも。

(ていうか、先週までのいやな動きは空気圧のせいも多分にあるのかな?)

アクセル開け始めのドンつきがなければもっと開けやすくて、安定して曲がれると思うんだけど。

積極的にブレーキングから寝かし込んでアクセルを開けていければ結構ツボにはまるかも。

(アクセルを開けていけないと、Fタイヤがふらふら〜っとアウトに逃げていく悪癖が出ちゃって怖い)

硬いサスペンションも剛性の高いシャーシのおかげで、動きはしっかりわかります。

慣れてきたところでもうちょっとリアのセッティングもいじってみたいですねぇ。

でも、やっぱりセコい山道向きじゃない…。サスが硬いので路面の荒れや砂にはめっぽう弱い (…のは私の方かも) 。

怪物くんはアップライトなポジションとはいえ、SS系やSB系と同じくそれなりの集中力とノリの良さ、リズムが必要ってことでしょうね。

いわゆる「ライディングハイ」っていうやつ。

ノリのよさで調子に乗ってアクセル一捻り!一気にSRでは到達不可能な速度(もち、直線)に達してしまう加速にはご注意…

帰ってから点検したらタイヤに段ボール用ホッチキスの針がぐさり(ToT)。そういえばあちこちで白菜やキャベツの収穫・出荷風景を見たなあ。早速パンク修理キットで修理。

そういえばチューブレスタイヤのバイクも初めてだった。これなら空気入れさえ持ってれば、出先でも簡単だなあ。

更にその3に続く…予定。

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やっと(仮)退院

たった2週間のオーナー気分を味わった後、入院したままの怪物君。

待てど暮らせど…まったく直ってくる気配無し。

をいをい、12月車検だって言うのに1ヶ月以上経っても目途が立たんとは…やっぱ外れ??

とりあえず、判っている不具合項目・要望等は

@タンクのガソリン漏れ

 タンクのヒンジ部が金属疲労(と、ニーグリップによるこじり?)によってスポット溶接が剥れるという現象が他でも発生しているとか。

Aクラッチレリーズピストンからのオイル漏れ

 これはもう全ての怪物君のウィークポイントね。

Bリアタイヤとチェーンの干渉

 前オーナーが1サイズ太いタイヤに交換したため、チェーンが踊るとタイヤに接触する。(怖い…)

 個人的に、タイヤを太くすること自体が気に入らん!

以上は納車前に判っていて然るべき点

その他にもホ−スの外れとか、Rブレーキのリザーバからの漏れネジの締め付け不良・ネジバカなんてのももってのほかね。

で、クラッチ板なんかも怪物君のウィークポイントなんで、安心して乗れるようにしっかり点検もお願い。

お詫びにタイミングベルトとオイルフィルターも交換してくれるとのこと。

4月4日に帰宅すると、「今日、急にバイク持ってきたけど、また持って帰っちゃったよ。」との妻の弁。

輸送中にオイルシールが逝っちゃって、要シール交換だって…。

こりゃ、GWまでお預けか??そろそろ本当に返品したくなってきたカモ…。気持ちはメールにて切々と…。

DUCATIが嫌になったわけじゃないので、別の怪物君くれ〜(^^)。

ショーワのFフォークであったのが幸いしてか、部品はすぐ入るみたい。

お店とのやり取りもろもろについては割愛。

やっと修理完了して退院したのは4月12日。

ただし、修理時にタンクのエンブレムにダメージを与えてしまったとのことで、再度修理の為入院が必要。

早速明日乗るぞー!!

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博士の異常な愛情(または私は何故アクラポビッチを止めて純正マフラーとしたか?)

翌4月13日は好天の土曜日。軽くチェック後、早速「いつもの」コースへ向かう。

気に入らん1サイズUPのRタイヤは純正サイズに交換してあるので、皮むきが終わるまでは注意が必要。

ところが、家から500mも走ってない所で一時停止して左折、何気なくアクセルを開けたらつるん!

見事に寝転がって滑っていく怪物君。ああ、私ってなんてアホなんでしょう…がっくりしてる暇も無く、すぐ起こしてUターン。

帰宅して早速ダメージチェック。

マフラーは無傷。CLレバー、グリップエンド、サイドスタンドは擦り傷。(要いんちき修正か?)

バックステップ(左)はプレートごと曲ってます。要交換。

ステップは純正品の出番ね。

ということで、必然的にマフラーも純正品に…

(悪辣ポビッチ君はアップタイプの為、純正ステップとエキパイが干渉するの)

お昼過ぎまでかかってステップ・マフラーを交換。(Rブレーキマスターの移植にちょっと苦戦。)

純正マフラー自体の見た目はおいといて、全体のバランスは純正位置のほうが好きかなあ。
リア周りのスカスカ感が怪物君の特徴でもあるし。

うるさくないのもいいかも。ただし、音はめちゃめちゃしょぼい…。

M900_SIYOUGO.JPG - 38,577BYTES

※イラストレーター(自称)のI田先生に図を描いて頂いたのがこれです。なぜかノーマルが使用後

ステップ位置もこれでいいような気がしますが?(もうちょっと内側が好みだけど)

午後からスラロームごっこでちょっと皮むき。

更に翌4月14日も用事を兼ねて豊川方面へ。

走り出してみると、スピードメーター「0Km/h」ですけど…。

更に牛久保まで来て、赤信号で車の間をぬって先頭に出ようとしたらレレレ?

Rブレーキがききっぱなし?

よたよたと歩道に入って止まったら、押してもうんともすんともいわんくらいRブレーキがきいたまま。

加熱したブレーキからは焦げ臭い匂いも…

早速、総額ウン万円のスペシャル携帯工具の出番か!?

と思ったら、ブレーキペダルのストッパーボルトが上がってブレーキペダルが踏み込まれちゃってます。

私のミス(ストッパーナットの付け忘れ)でした。そういえば昨日、ステップ交換時に変だなあと思った…(^^ゞ。

これでは走りに行けんので、用事を済ませてとっとと帰る。

スピードメーターはワイヤーが切れてました。昨日は帰宅時までは動いてたのにね。

破断面は錆びてる。もう切れかけてたのね…。

帰宅してロックナットを取り付け、ついでにバックステップ取り付け時(何年前のこと?)に付け忘れたと思われるエンジン−フレーム間のアース線も接続。

午後、こんどこそいつものコースへ。

アース線接続したせいか、3000rpm付近の低速トルクがやけに太ったような気が?

とりあえず皮むきのためにゆっくり流して帰る。

↑一旦リセットされてしまった為、また一からバイクに慣れる必要もあり。

バイクをいじっていると奥様に「バイクが可愛がって欲しいからトラブルが出るのよね。」なんて、本で読んだようなことを言われてしまった。トラブル無くとも貴女のことは可愛がってますが…。

でも、バイクいじるのって楽し〜い。(やや自嘲気味)

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怪物君の習性−その3−(セッティング編)

4月20日、やっと(新品タイヤ以外の)不安材料がなくなったということで、おなじみの奥三河方面へ。

ちょっと天気が心配。

でも、おなじみのコーナーでもいまいち乗り切れないっていうか、ばっちり決まった!と思えるのは10回中1回くらいか??

タイヤの不安もあって、自信を持って走れませんねぇ…

そのうえ小雨も降りだして、結構怖いのでUターンして帰ります。

燃料はハイオクを補給。ただし、メーターが動いてないので燃費は不明。

翌週4月27日は待望のGW初日。

始業点検(怪物君にしてからは必須ね)後に例のコースへ。

お楽しみの手前の長い直線路でXJR1300(?)に追い付く。

マフラーとか換えてあって、でも乗ってるのは布ジャンパーひらひら半キャップヘルメットの少年?

プレッシャーを与えないように(^^;ちょっと離れて走る。でも、途中でどいてくれた(^^ゞ

流して走って、奥まで行ってUターンして戻る。再度Uターンしてもう1度。

奥まで行ったところで一旦止まって、Rサスの伸び減衰を抜いてみる。

思いっきり抜いてやれと思って回していくと、およよ?どんどん回るぞ??とりあえず20ノッチ戻し。

乗ってみると、やたら乗り心地いい〜!

コーナーも進入し易くて、立ち上がりも開けやすい。バイクも適度にピッチングしてくれたほうが良いのね…

圧側の減衰は元々SOFT側4段目くらいだったんで、伸び側だけ減衰の強い変なセッティングだったの??

(実際はそうでもなかった?詳しくは後述の怪物君の習性−その4−を参照)

とりあえず、ここをベースに進めてみましょうか。

ただし、Fサスは外からの調整は出来ないのでスイートスポットは狭いかも。

帰ってからまた点検。なんとなくクラッチカバーの下側のボルトが汚れているのが気になる。

カバーを開けてみると、ゴムシールの下側にオイル??

怪物君(900)ってば、乾式クラッチじゃなかったの…?。

オイルシールが逝っちゃって、クランクシャフト部からオイル漏れ

おまけにクラッチスプリング取り付けボルトの頭はなめなめ

開き直って翌日はそのセットのまま山方面へ。

GWの車の多さに辟易。空いたところを探して走る。

前輪の頼りなさは相変わらずで、思い切って寝かせることは出来ず。

それに、SRで染み付いた乗り方がなかなか抜けませんねぇ。

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乾式クラッチから湿式クラッチへ(切れてて良かった)

湿式クラッチになるとこまでは行ってませんけど。

4月28日、山に行った帰りにバイク屋へ。

「クラッチのオイルシールがあきません」

「またレリーズピストンですか?」

「いや、今度はハウジング側です。」

ということで、オイルシールを取っておいてもらい、再入院時に修理をお願い。

ボルトについても認識してるとのこと。(既に発注済とのこと)

メーターケーブルは着荷してたので受け取る。(とりあえずタダで)

シール交換ではクランクケースは開けなくていいそうな。レーサーなんかではあたりまえの作業だとか。

で、帰ってからケーブルを取り付けて各部点検。

なんか、オイルパンの辺りがべっとり濡れてるんですけど…

(この表現もいいかげん飽き飽きして来てるんですがねぇ)

またまたクラッチレリーズからフルード漏れです(T_T)。それも前よりもドバドバ漏れてる。

リザーブタンクはMINレベル以下まで減ってエアー噛み寸前(既にちょっと噛んでるかも)。

もちろん朝の点検ではOKだったの。

クラッチが切れるうちに帰れて良かった(…のか?)

前回はピストンのオイルシールのみ交換とのこと。

今度こそ「シリンダーごと社外品に換えてぇ〜!」

そのうえJTCツーリングと校区のソフトボール大会の日程が重なってるのも判明して超ブルーに…。

次回は解決編(を期待)。

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いよいよメカトラブル解決(希望的観測)初のロングツーリング編

5/25(土)〜27(月)、校区のソフトボールはごめんなさいしてJTCツーリングに参加決定。ついでに連泊…(^^ゞ

やっと部品が入って、ツーリングの前日に退院してきた怪物くん。

モトコルセのCLレリーズシリンダが付いてました。ちょっと高そう。

でも、やっぱりぶっつけ本番ってちょっと不安。エアー抜きできるように用意はして…

クラッチフルードを持ってツーリングなんで初めてですねぇ。

久々、天候の心配なくツーリングに行けるのってうれしい。(メカは心配だけど)

集合地点から第1休憩地点まで、途中単独走行になったのを良いことに、おなじみのコースを(ショートカット無しで)走ってみる。

ひょえぇ〜!うまく乗れん…。ていうか、頑張り過ぎてちっとも気持ちよく乗れず&ミスだらけ。

人のお尻を追いかけて走るのがお似合いかも(ちょっと自信喪失)…

休憩地点から先はおとなしくお尻を…って、みんなおとなしく無いじゃん。

飯田から伊北へバイパスを通って行くと、ストップ&ゴーの連続+車が多い。

やはり見た目とは裏腹に、低速トルクの無さと乾式クラッチ、ハイギアードなミッションで「めちゃくちゃ疲れる〜!勘弁してぇ〜!!」。

息も絶え絶えに伊北IC到着。時間的にも農道コースの方が早そう。

初の高速道路ではパワーのゆとりと安定感はあるものの、風圧はやっぱり大変。凧になるかも。

今日初めて6速に入る。ギア比的には200Km/h位は出そうですが…。

松本平野では強い横風で車線内をふらふらぁ〜。

豊科から大町まではHONDAのCXターボ20台以上(!)の軍団と一緒になっちゃう。

特に感想は無く白馬まで、さらに小谷村に入ると、途中で妙に運転の下手な「なにわ」ナンバーの車に追い付く。

「小谷温泉まで一緒は嫌だなぁ」と思ったら案の定、国道からの分岐点で一緒に右折。

直線では(チョット)飛ばし、コーナーではのろのろ&車線を大胆にカット…ブロックされてるぅ??

せっかくのお楽しみコースなんで、ナンバー2の(勝手な?)判断で追い越し。

久し振りの道なので、コーナー進入速度を抑えて立ち上がり重視で走ると「おお!楽しぃ〜」

SRでもそうだけど、やや押さえ気味で進入した方が楽しいわな、普通。

本日の宿は村営「雨飾荘」。温泉に浸かって疲れを取る。

二日目は一人で朝ご飯前に鎌池へひとっ走りして、散策。

昨日だけで随分チェーンが伸びたような?確認はちゃんとしてきたはずだけど…。

出発後は一泊組とお別れして、二泊組は日本海方面へ。ヒスイ拾うぞ!

8号線を糸魚川から親不知方面へ走ると、なにやらRブレーキの鳴きが気になる?

青海の辺りで赤信号停止しようとするとリアブレーキ効いちゃったままに!またですか〜??

ちょうどあった駐車スペースへ滑り込む。

ブレーキペダルの踏み代が上がってますが?ストッパーボルトを移動して対策。これってメカトラブル?

Rブレーキパッドもやけに減ってる気がするので、作動不良かエアー噛みでたまに引摺ってるかも。

帰ったら、Rブレーキも清掃しましょう。(前回はFブレーキしかやってないの)

海沿いに親不知〜上越へ走って、上越から妙高高原〜野尻湖へ。

淡々と走るのもそれほど苦痛ではないものの、四輪車のペースに合わせて走るのはやっぱり疲れる。

特にオートマチック車(+ぐうたら運転?)の走りとはリズムが合わず、疲れを通り越して怒りさえ覚える今日この頃。

なにやらリア周りからきごぎこ音も。怪物君からも苦情が…?

野尻湖から飯山へ向かう。ほんとは斑尾高原経由のつもりだったそうだけど、ナンバー2の(誤)判断で、そのまま飯山に抜けちゃう。

途中で若者達を前に出して、お尻を(^^ゞ追っかける。下り以外は結構いけるカモ。

だんだん乗り慣れてきたってことかしら。

下りが苦手なのは運転手の特性ね。SRの時よりはずっとかマシだけど。

野沢温泉はおなじみの宿へ。

今回はオーナーのベンツと一緒にガレージに入れてもらっちゃう。

みんなが温泉巡りしてる間に走行後のチェックと途中から発生したリア回りからの異音を調べる。

クラッチレリーズからのオイル漏れは無し。嬉しいぃ〜(T^T)って、あたりまえだっつーの!

クラッチハウジング内にはオイルも無し。これもあたしまえ。

リアからの異音はよく判らん。Rブレーキマウントの回り止めピンか?

三日目は、夜半からの雨も上がってとりあえず好天。

何故かリアからの異音も再現せず。

菅平高原に向かう上りでまたまたナンバー2判断で前へ。

気持ち良く走って下りに入るとやっぱり雨が…しくしく。

上田を過ぎると天候回復。和田峠〜岡谷IC〜伊北ICからはいつもの農道へ。

追い越しなんかも、トルクがあって楽ちぃ〜ん。

昼神温泉から平谷まではいつもの調子で…寒原峠までの登りでも随分らくちんだわ。

そば道場ヘアピンの3桁Km/hでもまったく振られず、安定したもん。

逆に、最新スポーツバイクに乗ってる人達って、もっと楽してるの?

なんだか、「SRと比べて」の話ばっかり。まだまだSRから離れてないってことかな?

平谷から愛知県に入ると、再び雨の気配。津具からの下りで本格的な雨に。

止まって合羽を。激しい雷雨に加えて、5月の末なのに雹まで降ってくる。

これが楽しいツーリングの締めくくり??忙しいなか休んだばちが当ったのカモ…

でも、楽しかった〜

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怪物君の習性−その4−(黄金の脚編)

ツーリングから帰って、翌週(6/1)にお掃除。スカスカ(?)のバイクだけに、泥跳ねによる汚れはかなりのもの。

そのうえ、イタリアンな設計の為あちこちに汚れが侵入。

特にリアフェンダー回りは、ウインカーやナンバー灯の配線やコネクタにまで直接泥がかかる設計。

あんまりなんで、ゴムシートを買ってきてインナーフェンダーを自作。

気になったRブレーキの動きも確認。特に問題ないようだが、とりあえずピストン周りの清掃は実施。

リアフェンダーをばらしてたら、テールランプの配線がフレームとボルトの間にかみ込んでるのも発見。Oh!イタリア〜ン!

スターターSW部分でも噛み込みがあったし、なんて無頓着な設計&作業なんでしょう。

(イタリア〜ンの作業じゃなくて、日本のバイク屋で作業した時かも知れんけど)

6/10(月)は振替休日で、午前中いっちょう走りに行く。引佐方面(暑かった)から鳳来へ抜けるコースを2回りほどして帰るとリアからの異音が再発。

かなり気になるレベルなので、帰ってからよくよくチェックするとリアサス回りからの異音じゃん。

リンケージフォークとリンケージアーム部のグリス切れ…か?。

(こういう時のための)ヘインズのマニュアルを見ながらリアサス周りを分解・グリスアップすることに。

リアにスタンドをかけ、カーポートの梁にベルトをかけてリアの荷重を抜く。

フォークとリンクを止めるボルトを外したら、リアサスをもっと下げないとボルトが抜けません。

MOVEちゃんのジャッキをタイヤとシートレールの間にかけてリアサスを下げる。

ボルトを抜いて、ピボットシャフトを取り出してみると…

ああ、グリスは錆水(T_T)みたい。シャフトにもアタリがついちゃって、変色してます。これって焼き付き…

とりあえずベアリングローラを取り出して汚いグリス(のなれの果て)を掻き出して清掃、新しいグリスを詰め込んで元に戻す。

組み付け終わって動かしてみると…「ぎしぎし」、直ってないじゃん(ToT)…

触ってみると、アームとフレーム間のピボットも違和感あり。

ええい!全部やっちゃえ。

始めてみると、ブリーザータンクやら(ネジが奥にあって外しにくい)右ステップ周りやら、結構色々外す必要あり。

フレームとのピボット部も更に酷い錆水。ショックアブソーバとの結合は大丈夫みたい?(ここはショック側にピロ)

フォークもスイングアームとの結合部がやけに動きが渋いので外してみる。

ピロボールが固着して、リジッドマウントになってますぅ?!

Hexレンチを突っ込んでこじってやって、やっと(渋々)動くようになる。

グリスを揉み込んでひたすらシコシコ(得意?)動かして、やっと素直に動くように。

元通り組みなおすと、まあ、なんて動きのいい…さすが黄金の味もとい、黄金の脚オーリンズ。

って、これがあたりまえだったの…。

※イラストレーター(自称)のI田先生に再び図を描いて頂きました。

M900_KAISETSU.JPG - 11,979BYTES

第2種接近遭遇での、まるでカートみたいなスパルタンな乗り味は単にサスペンションが固着してたせいだったのね?…(^^;

確かに伸び減衰が締めこんであっても本来ならもっとちゃんと動くはずだわな。

車検切れで動かしていない期間があったようなので、その間に固着しちゃったのか。

久し振りに乗った前オーナーさんは随分乗りにくいバイクに感じたのでは??

タイヤもほとんど新品に近くて、全然攻めて走った痕もなかったしねぇ。

昔から1本サスのバイクはリンク周りの異音は付き物ですが、自分はずっと2本サスのバイクしか乗ってなかったので勉強になりました。

勉強の為にバイク乗ってるわけじゃないけど…。

6/15(土)にO氏と根ノ上高原へ行ったら随分乗り心地良いわぁ。

コーナリング性能が上がったという感じは無いけど、気が付いたらブーツ擦るまで不安感無く寝かしてました。

ほとんどブレーキングの無いコーナーなら、かなり乗り易くなった気がします。

あとはやっぱり「ブレーキングからの寝かしこみ」か?

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ヘインズ社(英国)のサービス&リペアマニュアル

M900_HAINS.JPG - 15,704BYTES

怪物君購入と同時にインターネット通販で注文して入手したヘインズのマニュアル。(英語版)

car dress up station KONG Part2(今はもう無い?)より購入。

¥4800+送料、代引き手数料、税で合計¥5880なり。

マニュアル等一切なかったので、重宝してます。

怪物君の入院中は寂しくマニュアルを眺める日々が続きました…。

各種整備データから日常整備、エンジン・ミッションの分解/組立まで写真入りで解説されてます。

それなりの英語力が必要ですねぇ。おまけで用語の小辞典(全32ページ)付き。

「○○しないように…」を「○○して…」と読み間違えたりして…。

調子に乗ってサービス&破壊マニュアルにならないよう注意せねば。

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タンク新品(?)に〜バイクバーン組立など

梅雨時の乗らない時期にタンクのリペイントをしてもらう。(無料)

2月に注文したはずのバイクバーンはいまだに入荷せず。リペイント完了時には入荷か?

RSタイチ浜松からのDMにはでかでかと宣伝が。

おらっちのは何時入んねん!!販売元にメールしてみると「モノはありますが、そちら様の注文はリストにありませんが…」

つまり、どこかが忘れてんの??一応タイチに入荷分のうちの1つが俺のになるっていう事でなんとかして…

リペイント完了して(6/24〜)7/13にバイクバーンとともに怪物君帰還。

一応タンクは外から見れば新品に。ただし、オリジナルの方が「てろ〜ん」としたイタリア〜ンな艶があった気が…

翌14日にバイクバーンを組み立ててみる。(何故か6時に起床…朝早くて涼しいうちにね)

精度、作業性は特に問題なく完了。ついでに黄色い車を洗車してから土間のコンクリートにアンカーを埋め込んで固定。

結構大きくて場所を取るね。操作性は問題なし。

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午後からRSタイチのセールに出掛けてJ−TripのフロントスタンドをGet!

潮見坂の浜風があんまり凄いので、帰ってからMoveちゃんも洗車。

バイクバーンの内側のコンクリートにシリコンシーラントで土手をつける。

(雨水が流れ込まないように。これが結構効くishidaスペシャル?)

翌週、元々持ってたリアスタンド(スズキの純正)を掛けて、更にFスタンドをかけてみる。

M900_STAND.JPG - 20,982BYTES

うーん、安定してる。けど、逆にRスタンドが貧弱に見える…。

ついでにアクセルワイヤーの取り回しをいじったら随分操作性が良くなった気が…

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新しいDUCATIって…

DUCATIが2003年からMotoGPに参戦するということでデスモセディチエンジンを積んだGPマシンを発表してます。

さすが、定番のアルミツインスパーフレームを使わず鋼管スペースフレームにデスモドロミックエンジン搭載ということで期待通り。

デスモって、バルブ開閉の正確さっていうのは別にどうってことないそうで。

(正確さと耐久性でいえばホンダ得意のカムギアトレインの方が上なのでは?)

実際の優位性はバルブスプリングが無いことによる動弁機構のフリクションの低さと、ポートのストレート化が可能なことだそうな。

レーシングエンジン向き。(もちろんデスモ機構のシビアな調整や頻繁なメンテナンスが必要なことも含めてね)

発表されたマシンは美しくてスリムでよろしい。

HのGPマシンなんて、凸凹ゴテゴテしてて、市販車レプリカなのか??。でも、一等速い…。

で、最近のDUCATIの市販車なんですが、ムルティストラーダといい、新型999といい、何なんでしょう。

MH900eはエキセントリックバイクとしてグッドルッキンなスタイルと思うんだけど、↑彼等のデザインって…。

定規で描いたみたいで、変な格好が個性っていうのはどうもねぇ。

999のカウルデザインも、変てこなんだけどどっかで見たような…これがこの先10年に渡って売っていくデザインかなあ。

ヨーロッパじゃあ縦目のデザイン大はやり、みんな同じような顔してるんじゃあ??

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新品に…と思ったら早くも立ちゴケ(ToT)…傷物に

雲の多い天気が幸いして、このところの酷暑もやや緩んだ8月9日。

例によって例のコースを走る。

朝、空気圧を高めにしたせいか、フロントの反応が早い代りにふらっと倒れて切れ込み感があり、やや不安。

特に、下手にハンドルに力を加えてしまうとFタイヤが滑って切れ込み発生。Fサス硬くてシビアすぎ??

(これが本当の走り味かも…でも、ちょっと馴れが必要?)

普段の空気圧はヘインズのマニュアル通りF2.1/R2.3Kg/cuにしています。

そこそこにして、帰宅。

砂利の浮いた交差点を避けて、セコ道経由でUターンしながら自宅敷地へ入ろう…としたらFタイヤが右側ロックまで切れてカックン。

「あれえぇ〜」と思ったら右側にパタン。

アクセルが回された状態で接地して、空しく後輪を空転させる怪物君…。

慌てて起こして自宅へ。放心状態に…なってる場合じゃないね。

割れたウインカーを回収。ダメージはマフラーに傷、右Fウインカー割れ、右ミラー、バーエンド、Bレバーに擦り傷くらいか。

ハンドルは曲ってないみたいで良かった…と思ったら、「がびいぃ〜ん!!」タンクにエクボ。

アルミのハンドルなので、しなってタンクに当ったみたい。せっかく新品(もどき)になったのに…(ToT)

ああ、情けない…。

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黄金の味を求めて…その2

オイル交換、前回はお詫びでサービス交換してくれたので、自分で交換は初。

いろいろ考えて、今回はCastrolのR−4/10W−50にする。

コーエイ部品にて4L/¥7020也、ほぼ3L使用。

茶臼山へ出掛けると、好フィーリング。(ていうか、よっぽど前のオイルがへたってただけ)

やっぱり長いこと乗られていなかったらしい怪物君、良く見ればチェーンのコマも固着してる所あり。

やれやれ…また要交換部品。まあ、購入前にしっかり確認しなかった私も…(あと、バッテリーも替えたいけど)

6月にチェーンを注文。(こっちはいつもの羽田オートで)あとでメンテのことも考えて、クリップ式のジョイント(※)も注文。

※強度的にはカシメより落ちるので納得の上ご購入ください。

それが大きな間違いの(?)元とは思いもよらず。

いつまで待ってもジョイントが入らず、チェーン交換できません!。

ついでに前後のスプロケットも換えちゃえ!ってことで、得意の通販でAFAMのスプロケを注文。

秋風の吹く頃、6月に頼んで以来音沙汰の無かったジョイントが入荷。

10月5日(土)、羽田オートで新品チェーンを2コマカットしてもらう。

↑ひえぇ、来週はもうツーリングじゃん!?

帰宅して、いよいよ交換作業に入る。

普段はRアクスル貫通式でスタンドをかけるけど、ホイール着脱の為、スイングアームにスタンドを掛ける。

(一人だとうまくいかないので、即席女性ライダーY氏に跨ってもらう。スタンド掛けるだけで、何でこんなに盛り上がる??)

M900_BARABARA.JPG - 21,494BYTES

手順は

@おんぼろチェーンを外す為、Fスプロケカバー、Rインナーフェンダー、リンケージフォーク下側を外す。

(これでチェーンを切ることなく左側に引き出せるはず)

ARアクスルナット、アジャスターボルトを緩めてホイールを前に出してRスプロケからチェーンを外す。

BFスプロケを外して(これはとっても簡単)、チェーンごと左側に引き出す。

(と思ったら、クラッチレリーズも外さないとチェーンは引き出せませんでした。外したチェーンは何箇所かで固着して波々〜)

CRアクスルシャフトを抜いて、Rホイールを外す。

(Rフェンダーが邪魔だけど、無理やり後ろに引き出す。Rブレーキキャリパーを外しておいた方が楽だったカモ)

DRホイールからスプロケットを外し、新品に交換。

ここで第1の予期せぬ(しとけよ〜)エラー。スプロケを止めているナットが外れません。

インパクトを使おうと思ったら15mmのインパクトソケットは持ってないんだよ〜。(普通は持ってないよね)

こんな時は、困った時のファクトリーギア頼み。TELしてみると、やっぱり15mmのインパクトソケットは在庫無し。

1/2Sqの普通の15mmソケットなら在庫が有る(さすがのKoken製)との事で、買いに走る。

スーパーロングスピンナハンドル(FGのイベント時、護身用?に格安でGetしたKTC製の新製品L=1m!?)を使用してえいやっと外す。

締め付けは規定トルクで。(って、やっぱり1/2Sq15mmのソケットが要るじゃん…)

外したスプロケットの歯は新品に比べてあっと驚くほどは痩せてなかったですね。

Eホイールを車体に取り付けて仮組み。

FFスプロケを取り付け

G新品チェーンを前後のスプロケに掛けて、接続。

…の予定が、第2の予期せぬエラー発生。ジョイントがチェーンプレートにうまいことはまらん…??

標準で付属してくるカシメジョイントでも同じなので??実はただきつめに出来ているだけだったのね。

モンキーで(^^ゞきこきこやってジョイントをセットしてからクリップで固定。

あとは取り外しと逆の手順で組み付けるだけ…のはずが、第3のエラー(?)発生。

スイングアームとリンケージフォークのスパンが合わなくてはまりません。

プラハンマーでコンコン叩いてセット。せっかくピロボールも再度グリスアップしたのに(T^T)…

RサスペンションのO/Hした時にはそんな事なかったんだけど?

実はスイングアームにアクスルシャフトをセットして、スパンを合わせてやれば問題なかったのだ〜

こういうところで経験の無さが…やっぱり若いうちにもっと色々経験しとけばよかった(^^)

アルミのRスプロケットなので、チェーンラインには細心の注意を払いましょう。

(チェーンラインが傾いていると側面が磨耗して痩せてしまうので)

途中、大清水の花火を見に行ってからの作業だったので、店じまいしたのは9時過ぎ…。

とりあえず黄金の輝きだけは…

M900_SPROKET.JPG - 18,450BYTESM900_YORU.JPG - 15,639BYTES

今回の出費

DID製XリングチェーンG-BRIGHT520VM…¥12000
クリップジョイント…¥520
AFAM製Fスプロケット52604−14T…¥5400
AFAM製Rスプロケット51602−39T…¥7200

ノーマルのFスプロケットは15Tなので約0.93ローギアードに。

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気分は頭文字D伝説(?)

2002年秋のツーリングは群馬県の秋名…いや、榛名山に決定。

例の如く伊北ICから岡谷までちょっとだけ高速を使って、あとは下道で目的地まで。

途中、お楽しみコースも期待して。

ところが、いつもの様にO氏を先頭にコースで津具に向かう途中、思わぬ事態に。

それは橋を渡るややブラインド気味のクランク形のコーナー、私が三番手を走っているときに起こった。

少し先に対向車の姿を視認した私は減速して進入。

トップのO氏がクランクの2つ目に消えた時、「ボコッ」という大きな音と共に、何か黒い物がコーナーの外へ飛んでいく…

「げげ!ヘルメット…??」いや、あの人のは黒くないはず。

コーナーの先に見えたのは対向車の鼻先とその向こうに路肩に飛び出して行く1100RSの後姿。

RSはABSの威力か?タイヤロックはせず、立ちゴケ状態で止まる。

右のサイドバッグがありません。アレはサイドバッグだったのね…。

事故処理etcのあと、O氏と付き添いでI氏が一旦自宅へ戻って出直す事に。多分ロドスタに乗り換えて…

ということで、久々に私がトップを取ることに。

岡崎発の若者組と合流後、飯田ICで高速に乗る。

岡谷ICから一般道へ出ると相変わらずの渋滞。

ファイナル変更で、以前よりはマシになったとは言うもののやっぱり疲れるわ〜。

秋の連休ということで車が多くて、お楽しみの方も「お預け」って感じ?

最後に榛名山への登りはほとんど車につかえることなく走れたかな。

ただし、結構ブラインド気味の中高速コーナーの連続で、思うように走れず。

後ろからクラブトップの実力者N君に見られて、やや恥かしい気も…。

道すがらの風景は「頭文字D」で見たことあるぞぉっていう感じで楽しい。

溝落としのコーナーとか、5連ヘアピンとかね。

山を下って、伊香保温泉に到着。お宿は東栄館、こじんまりして良い感じ。

結局ロドスタ組は途中で合流できず、約2時間遅れで宿に到着。おいしい晩ご飯と温泉でのんびり寛ぐ。

翌日はロドスタといっしょに行動。

榛名山に上って、その後松井田妙義ICから上信越道に乗ろうという計画で。

空いた山道に入り、アクセルちょっと開け始めると、何故か(^^;ロドスタの姿が見えなくなる。

ロドスタもアクセル踏まんとLSD必要ないっすよぉ〜。

松井田妙義ICに向かうと、IC手前から渋滞。

高速も渋滞中との情報のため急遽、妙義山を抜けて下ネタ(これなら得意♪)いや、下仁田〜佐久方面に抜けることに。

妙義山の駐車場では地元のロドスタ乗りたちがミーティング。

「ちょっと調子見てくるわ」「ぶおぉん、ずきゃあぁぁ〜…」って、遥か彼方までスキール音の連続。

やっぱ、走り屋さんのメッカなのね。「ナイトキッズ」は見かけんけど…

O氏、いつもの調子で(初対面の)ロドスタ乗り達と盛り上がる。

ただし、マニア達の話しを鵜呑みにしない方が…。目的と走りに合わせたチューニングってことで。

ロドスタもアクセル踏まんと…って、しつこい(^^ゞ

下仁田ネギの無人販売を横目に、佐久から立科〜和田へ。

和田峠ではロドスタに先行してもらって、通行料金を払ってもらう(^^;

岡谷ICで長野道に乗り、中央道座光寺PAで再集合。

怪物君のタイヤを見ると、センターは結構溶けてアブレーションが出てる?

高速走行程度でこんなんなるの??他の皆さんのもナゼか(?)同じD207、同じ状態でしたね。

こういうスポーツタイヤって初めてなモンで(^^;

そのまま飯田ICへ。

飯田〜はいつものコースだけど、やはり連休のため車が多い。

平谷で休憩後、岡崎組と分かれて流れ解散。

前日の事故現場を通って帰る道すがら、なんとなくみんなの走りが大人しいような…。

今回は、距離走った割には疲れが少ないかしら?でも、怪物君に合わせて走りを改造中のためか、ちょっと充実感は薄かったかも。

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再びBuell??

タカラテクニカルスクールより再び試乗のご案内。

色々乗ってみましょう。

最近はやや怪物君に(というよりお店の対応に)疲れ気味。あわよくば…の気持ちも無きにしもあらず。

その中で気になったバイクのショートインプレッション。

狭いコースをぐるぐる回るだけなので、ほんとにお触り程度で…


W650(カワサキ)ローハンドル

まず跨ってみると、なんだかお安い造りのメータ周り。

車体各部の仕上げもSRレベルかしら?

印象は全体に低くて長い感じ。

エンジン音はとっても静か、吹け上がりも軽くてマイルドな感じ。

走り出してみてもその感じは変わらず、スロットルの開け始めのツキがとってもマイルド。

つまり、パンチが無いっていう意味…遅くはないと思います。

コーナリング中のワイドオープン可能な楽しさがあり、雨の日も乗りやすいのでは?

見た目のイメージより軽快で、とっても乗りやすくて、デザイン的にも悪くないかな。

(わざと古臭く造らんでも、という気もしますが)

自分的には好きだけど、ちょっと趣味性が乏しいかも。

XB9Rファイヤーボルト(Buell)

全てが新しくなったBuellの新世代。

斬新な車体構成や新設計エンジンによる走りはオートバイ関係各誌が絶賛。

跨った感じはレーサーレプリカ的?高い位置にちょこんと座って、低いハンドルにしがみつく…しがみつくなよって(^^;

その走りは、「うーん、こんな狭いコースでは本領発揮せず」か?

以前乗ったM2は、エンジンこそハーレーのドコドコエンジンだったものの、自然な乗り味だった。

それに比べればファイヤーボルトはまるでレーサーレプリカ。

ポジションといい、超軽々しいハンドリングといい、ちょっと持て余し気味。

雰囲気は、硬い車体に振動の大きいエンジンが乗っている感じでやや疲れるかも。

接地感頼もしいのは車体のせいかタイヤのせいか?

タイヤはウチの怪物君と一緒じゃん。

XB9Sライトニング(Buell)

今回試乗の本命君。

基本的な乗り味はファイヤーボルトとさも似たり。

ポジションはアップライトな分、かなり楽ちんだけど随分コンパクトで不思議なポジション。

股の間におっきなものがあって、下の方がすぼまった感じで、サイドスタンドがとっても出し入れしにくい。

(足つき性も悪い)

まだバリバリの新車の為か、ミッションのタッチは渋くて最悪。気持ち良くシフトダウンできず。

(ファイヤーボルトはそれなりに軽くなってはいたものの、やはりタッチは悪かった。)

最後にはまったくニュートラルが出ず、爪先が痛くなった。

デザインは一番気に入ったのがこれ。

2台のBuellを何回もしつこく乗ってはみたものの、決定的な後押しはなし。

やはり怪物君の車検は通しましょうか…

で…日を改めて、またまた乗ってみましたXB9S。

車検後の2月15日、お天気がいいので、怪物君に乗って伊良湖方面へ。

帰りにBuell豊橋へ!と思ったら間違ってハーレーダビッドソン豊橋に入っちゃう。

(建物は隣ね…。おお、見たことある試乗車があるぞ)

店長とお話し。「試乗車もありますので、乗ってみますか?」

もちろんそのつもりで…もう一丁試乗させて〜。

一応お勧めコースをぐるり、お言葉に甘えて2周ほど。れれ?こないだの印象と全然違う?!随分トルクフルで好レスポンス。

2周目に入るところで目一杯引っ張って2速に入れたらFタイヤは地面から離れました。

信号で止まって、青で左折といったシーンでもギクシャクせずに扱い易い。

ブレーキの感じ(前回の試乗ではよく判らなかった)も好フィーリング。

ポジションも結構しっくりきます。

ミッションは前よりマシになっていたものの、タッチは渋い。

怪物君に乗るようになってからの癖で、止まる前にニュートラルに入れるのでそれほど違和感は無いか?

やはりお店に帰って止まると、ニュートラルが出ず…。

ワイヤー作動式の湿式クラッチも、怪物君やSRのオーナーからすればまったく重くないです。

でも、ややかすみ気味だった前回の印象とは大違い、なんだか背中を押されたような気が…

怪物君は12月に車検受けたばっかりなんですけどねぇ。

試乗の間に(頼んでもないのに)見積りまで。

ネジ類がインチとミリ混在(トルクスも多いらしいけど)とか、消耗・補修パーツの件についての心配事についてはそれほど気にしなくてもいいのかも。

帰りに乗った怪物君が、妙にがさつでアンダーパワーに感じたのは気のせいかしら。

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再び下半身にお漏らしの兆候〜別れの予感…

一旦Fフォークのオイルシール交換を行った後、右側の滲みがやや気になってはいた。

とは言うものの、なじみが出てくればという甘い期待でそのまま様子見状態。

4月になって、カバーを取ってみてびっくり(というより「やっぱり」という感じか?)。

右側フォークのオイルシール部からオイルがかなりだらだら出てきてる。

やれやれまたかということで、いやいやバイク屋へTEL。

フォークシールの交換を依頼。(前にも相談はしてあったけど、実際の動きは無しだった)

春になって下半身もゆるみ気味ってこと…

3月に買っておいたイージーポジションステアリングバーの取り付けもブレーキホースが短いため上手く取り付かず!

(本来はホースの交換不要のはずが、なぜか短かすぎてマスターシリンダーが取り付かず。)

無理やり取り付けて、バーにも傷が…

全てがうまくない方向にいってるって感じで超ムカつく〜!!

(マジでこんなん腹立ったこと無いなあって感じ)

まあ、たぶんGWは諦めた方が良いかなあ…という最近の傾向が頭をよぎる。

何とかGW前にはシールも入荷、4月末までには何とかしますとの言葉を信じてバイクを渡すものの、ちょっと信用おけんかしら?

納期に間に合わなくても連絡が来たことないし。

結局、バイクが戻ったのは5月の3日夕(いつも私が家にいない時に来る?)、4〜5日は家族とお出掛けの予定だったので、結局GWはバイク無しに。

翌週、5月10日、チェックを兼ねてバイクを見ると、「何じゃコリャ!?」

タコメーターのリムがぐにゃりとへこんでるじゃん。

この間、ハンドルバー交換のときに私って粗相しました〜??

作業後の写真を確認してもへこみ無し。奥様に聞いても、納車時には特に何も言ってなかったとのこと。

午前中にトイレの便座修理が(努力の甲斐なく)不調だったのとあわせて再び「超ムカつく〜!!」

苦情のTELに「やっぱりそうですか〜?気になってたので聞こうと思ってました」って、納車の時に一言いってよ!

毎度の蕎麦屋の出前口上も聞き飽きた感が…

一応、無償で修理してくれるとの事で、部品が入ったら連絡ということで…

楽しいはずのバイクが、そろそろストレスの元になってきてる気がするなあ。

特にモ○○ッズとの付き合いが…

で、やっぱり2ヶ月たってもなんの回答も無し。

電話するのも億劫ですが、いい加減に片を付けてくれ〜。

返事は例によって蕎麦屋の出前…。そして約束の納期連絡も無し。

(いつもながら「後で連絡します」と言っても、連絡が来たことないので信用度ゼロ)

自分としては怪物君に触れるたびに惚れ惚れするんだけど、言う事を聞かない悪女のような(付き合った事無いけど)感じ。

そのうえ実家が借金まみれで親父はアル中…って感じか?←ちょっと言い過ぎ(^^;

ということで、だらだらと付き合って来たものの、涙を呑んで別れることとします。

うちの怪物君は乗りにくいバイクではあるものの、愛着もあり、自分なりに投資もしてきたので未練はありありです。

が、とてもこの状態では付き合っていけないなということで…

とうとうGWのけちの付き始めから3ヶ月以上たっても何のアクションも無いままでした。

モ○○ッズにはメールで「もう代替部品も要らないので、ツケと差し引きでチャラにして」と一方的に連絡。
(いつもお金を払おうとすると「値段わからないので、また今度で良いです」って言われてツケも結構あった。)

次のバイクをお馴染み羽田オートで注文する事にしました。

ああ、さらば愛しの怪物君…最後に記念撮影しました。

M900_MAE.JPG - 34,365BYTESM900_USIRO.JPG - 31,316BYTES

---------おまけの後日談。--------------------

モ○○ッズに断りをいれ、新しいバイクを注文してから、「手配していたタコメーターが届きましたので貰って下さい」のメールとともに部品が到着。

「中古品ですが、未使用とのことです。」みたいなふれ込み。

開けて見ると、インターネットかなんかで取り寄せたと思しきタコメーター。

外観の程度は、どう見ても「中古DUCATIから剥ぎ取った中古部品」そのもの…。

海外から送られてきた箱を開けもせずに宅配の伝票を貼って送ってきたのが見え見え。

その上、照明の配線はぶった切ってあるし、電源と信号線は(型式・ピン配列不明の)コネクタ仕様。

ああ、最後まで空回りのお付き合い…(T_T)

ヘインズのマニュアル見てもよー解らん。もうドツボにはまるのもこりごりなので、そのままオマケで羽田オートへ。

次のバイクは田舎もんでもいいから素直で性格の良いやつを望みます。

やっぱり他人に乗られてない生娘が一番カモ。私は機械に性別を投影しないタイプですが…

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