MINOLTA αシステム -その3-

MINOLTA α 7 DIGITAL

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写真は、MACRO 100mm/f 2.8 (N)付きの状態です。
DiMAGE A1で採用された「ボディ内CCDシフト式手ぶれ補正」機構を内蔵し、既存の「αレンズ」で手ぶれ補正効果が得られるのが売り。
もちろん、手ぶれ補正自体は「無敵」ではありませんが、かなりの効果を実感できます。
特に「マクロ撮影」の多い私には(既存のシステムの活用も含めて)非常に有用です。
内蔵フラッシュの位置もかなり高い位置にポップアップするため、マクロ100mmでも等倍まで(保証外ですが)ケラレません。
(マクロ50mmでは辛いかも。未確認ですが…)
ちなみに、7では「MINOLTA」ロゴより上側の部分が発光部ですが、7Dの場合は「KONICAMINOLTA」ロゴの部分全体がポップアップします。(正面カバーの金型構成上の理由かしら?ちなみにカバーの材質は7が樹脂、7Dはマグネシウムです)

ボディ自体は結構重くて、(バランスは良いものの)一日中使っていると右手の親指が痛くなってくることも…

電池の持ちは(内臓フラッシュを使わなければ)実用上十分な印象です。
客観的なデータは取っていませんし、他社のカメラとも比べてないのであくまでも「実使用上の印象」ですが…
だいたい先に1Gのメディアがいっぱいになります。(基本的に「Size-L・X-FINE」にて撮影で170枚程度)

ちなみに世間一般では「露出の安定性がイマイチ」との評価のようで、やはり振れ幅は大きい気がします。
最近はだいたい傾向が(感覚的に)判ってきた気がします。
スイートスポットの狭いリバーサルフィルムで撮っていた頃を思えばそんなに気にならず、すぐ確認できる分リカバリも可能です。
しかし、露出補正をすると元に戻すのを忘れてしまう人なので、必ずアフタービューでの確認をするようにはしています。
また、主にマクロ撮影で「花」を撮る時には絞り開き気味、「虫」などを撮る時には絞り気味といった傾向がありますが、交互に撮影すると時々ごちゃごちゃに…私の場合、ピント確認も含めてアフタービューでの確認はやっぱり必須ですね。
不満な点としては、虫の撮影時などで露出補正をかけたい場合には、ピント合わせをしていた左手を一旦離して補正ダイヤルをまわす必要があります。カメラのホールディングだけでなく、手を離すことで虫に逃げられてしまうこともあって、ここは何とかして欲しいなあ。
※すみません、ここは間違った記載をしていました。このページを見た方からの指摘で間違いに気付きました。
カスタム設定で「前ダイヤル」か「後ダイヤル」に露出補正の機能を割り当て出来るようになっていました。

ただし、気持ちとしては(一般的な配置とは違いますが)右側にダイヤルをもってきて欲しいくらいです。

あと、ちょっと無いものねだりかもしれませんが、後輩が言っていた話で「フラッシュをポップアップしていても、発光禁止に出来ないかなあ」というのがあります。
フラッシュが自動的にポップアップせず、必要時に自分でポップアップさせるという操作性自体は明快で非常によろしいと思います。
しかし、発光禁止ボタンのようなものがあれば、一時的に発光させたくない場合も便利では?というものです。
状況は違いますが、確かにフラッシュの上げ下げで虫に逃げられてしまうこともありますね。
同様に、外付けフラッシュを装着した状態でフラッシュの電源がONになっている場合でも、フレーミングしたまま発光禁止にできるといいと思います。

その他のシステム

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重複しますが、現在メインで使用しているシステム。
プログラムフラッシュ5600HSは、従来から持っているフラッシュではプリ発光に対応していないため必要に迫られて購入しました。
バウンスも下15度まで可能なため、マクロ撮影にも便利です。
内蔵フラッシュ自体も悪くないのですが、発光間隔が長いのと電池の消耗がネックです。
外付けフラッシュとしたことで、発光間隔、電池の消耗の心配がないのと、クローズアップレンズ使用時も(保証外ですが)ケラレない等の利点もあり。
ただし、バウンス機構にロックボタンがついていて、ボタンの感触が重いうえに右側についているため、ちょっと操作性が悪いかなあ。
(急いでセットしようとすると、ちょっとした操作感の悪さが苦になるんです)

ワイドパネルは発光部の上に内蔵されており、無くす心配がなくて良いですね。
写真にあるスタンドは、通称「ペンギンの足」と呼ばれるもので、ワイヤレス発光時に自立させることが出来ます。
フラット発光によりハイスピードシンクロにも対応。(ただし、低光量で長時間発光させるため、対応距離は短くなります。)
電池は単三型を4本使用。

写真以外に、2006年初頭に純正のAF17〜35/F2.8〜4(D)を購入。
タムロンのOEM製品で、Dタイプと円形絞りはコニカミノルタ仕様?
コニカミノルタ製品の消滅を前に、一旦暴落していた価格が再び上昇に転じた後だったので値頃感なし(^^;
ただ、7Dで使用した感覚ではやはり広角系ズームの難点か?シャドウ部のコントラストが低めでヌケの悪い描写になりやすいようです。逆光時や画面内(外でも)にハイライト部があると、てきめんにカブリが出ます。
ズームレンズにしてはボケは綺麗なほうのようです。